見出し画像

【祝10周年】私のニンジャリアリティショック

 「ニンジャスレイヤー連載10周年!めでたい日なのでなんかやりたい!」

 そう思い至ったのが、この記念すべき日が終わるおよそ3時間前の事でした。プラナリアです(判断が遅い)。なるべくこの日の内に間に合わせたいものの、二次SSとかイラストとかはそう今から作れるものではなし。踏み込んだ感想行為とか紹介記事は、やるならちゃんと組み立ててからしで、うーん困った。

 こうなったら私には1つしか残されていない、自分語りだ、それも、このニンジャスレイヤーというコンテンツとの出会い、そして何より、この作品に真にハマった瞬間の事……この辺りの話、意外と言語化して書き記していなかった気がするので、この機会にやっていこうと思います。言っておくとこの先、本当にただの自分語りの塊になってるので、その辺り苦手な方はご注意下さいね。

◆◆◆

 話はまず中学時代にさかのぼる。まいにち闇のインターネット行為に明け暮れていた私は、ニコニコ大百科上である1つの記事に出くわす。『ニンジャスレイヤー』だ。ありきたりな反応そこに記述されていたあらすじには衝撃を受けたものだ。

 平安時代をカラテで支配!?キンカク・テンプルで謎のハラキリ儀式!?なんだそれは、どうかしてるぞ!しかも記事曰く、こんなふざけた外面をしておきながら本筋はドシリアスなのだそう。こりゃあ大層面白いのだろうなあと、当時の私は想像して、胸を膨らませ、そして!……本編に手を出す事はなかった……

 今思えばもったいなかったなと感じる。もし読み始めていたのならば、闇のインターネットに溺れていた当時の自分も、もう少し明るくなれたんじゃないかな、とも思う。それでも、仮に己の過去を改変できるとしたら、何を差し置いてでも当時の自分に忍殺を読ませてやる……とまでは思えない。他に変えたい後悔などいくつもあるし、現に私は忍殺と出会えているのだから、これでいいのだろう。何より、私が初めて実際に本編へと触れた、ファーストインプレッション時の衝撃や興奮を否定してしまうのは、避けたい。それは何にも替えの効かない体験であり、ある種の遺産であるとすら思っているからだ。再び忍殺と相まみえたのは時を経て、2015年春、フロムアニメイシヨンの始まる日。

 あのキルラキルを作ったトリガーが手掛けるとの事で興味を持ち、第1話からニコニコ生放送へGOしたのだが、そこでお出しされたのは明らかに異常な電子ドラッグであった。なんだこれは、ファンの人々はどう思っているんだ(実際今でも賛否両論ある作品だ)。そう感じつつも、キレにキレまくった演出や本筋の面白さも相まって、大いに楽しんだものだった。

 どちらかと言えば、アニメ本編後にやっていた謎番組の方(寿司物語とかのアレ)がバッドトリップ的なヤバさがあり、ニューロンが大変痛めつけられたのだった……そして生放送後に5段階くらいのアンケートがあった。私は本編の面白さと、後番組の異常性を考慮し、間を取って"ふつうだった"に入れたのだった。するとどうだ、結果が出るや否や「少なくともふつうはありえない」「ふつうに入れた奴は実際狂人」というコメントがインターネット上を石鹸してるではないか。

 ちょっと待って!違うんだ!私は上記のような、極めて冷静かつ論理的な理由でふつうに回答したまでであり、決して狂人などではないのですよ!この記事に訪れて下さった皆さま、それだけは、それだけは信じて頂きたい……

 話を戻そう、それから私はシヨン1話を幾度も再生し、その興奮のままに余湖・田畑両先生版のコミカライズ版を購入した。このコミカライズがとにかく素晴らしいクオリティでワオワオしたものだった。シヨンと無印コミカライズ版、同じく原作に忠実なメディアミックスでありながら、こうまで特色が違って、それぞれの良さがあるのも珍しいでしょう。とにかく無印版は、シヨンから入った直後に触れる媒体としても非常に良かった。

 そして本編。Twitterで連載しているという事実もこの時初めて知って、大層驚いたのだった。手始めに第1部epをいくつか読んだ中で、特に気に入ったエピソードは『バック・イン・ブラック』。シヨンのOP曲にインスパイアされた楽曲であり、ボーンインやメリークリスマスに次ぐ、もう1つのニンジャスレイヤー・オリジンエピソードであった。ああいうの、本当に大好き……

 そして、本題はここからだ。私はこのコンテンツに一生付いていく。そう決心するに至ったきっかけが、この後訪れるのだ。それはまだ、既存エピソード読了数も数本に留まっていた頃に、初めてTwitter連載へと飛び込んだ時の事でした。当時連載中だったエピソードは『ニチョーム・ウォー』『フェアウェル・マイ・シャドウ』。

 シヨンに出たヤモトが出てくるぞ!そんなヘッズの方の誘いに釣られて読み始めた両作。大勢の知らないキャラ、知らない勢力が競り合っており、右も左も分からぬまま、それでも強く興味を惹かれながら、公式垢と実況タグを見守っていた(当時は実況アカウントを作っておらず、見る専でした)。思えばこの時既に、Twitterリアルタイム更新の魅力に憑りつかれていたのかもしれないが、真にブッ飛ぶ衝撃を味わうのはここからだった。異変が発生したのはニチョーム・ウォーのクライマックス更新時……なんと、別垢でフェアウェルの更新が始まったのではないか!!!


 まさに血沸き肉躍る、興奮する真のエンタメ体験とはこのことだった。それぞれの場所で展開していた物語が1つに合流する演出を、Twitterという媒体をこの上なく活用した手法で、見事にやってのけたのである。実況タグのアツさ加減も相まって私の心は優勝となり、NJSLYRフロアの片隅で大いにヘッドバンギングする!特にスターゲイザーなる、不死身能力を持つ幹部ニンジャ(ニュービーだったのでそれ位しか分からなかった)が巨大トレーラーで轢殺爆発四散した時の……ウォー!!!

 だが!更なる優勝が翌日私に襲い掛かる!そいつはdhtlsから、ミサイルに乗ってやってきた殺戮者、我らが死神、ニンジャスレイヤーが3垢同時更新を引っ提げエントリーだッッ!!!!ヤッターーーー!!!!!


 殺戮者はパワーボム殺をし、それぞれの闘いは一旦終結し、物語の幕は閉じる。私は震えていた。なに、なになになにこの興奮は。これが、ニンジャリアリティショックだというのか。人間が受容可能なエンタメ量をはるかに超越してしまっているのではないか。それも今まで私が全く思いもよらなかった手法で……Twitter更新追っかけデビューでいきなりこんな、頭蓋をブッ叩かれる思いを味わってしまった。これ程の瞬間最高エンタメ興奮風速など、今まで味わった事はなかった。こんな事されたらもう一生追いかけるしかないでしょう……真に忍殺の虜になった瞬間である。

 ◆◆◆

 ……あれからニンジャスレイヤーの物語も進み、様々なエンタメ作品を履修してきましたが、あの伝説の3垢同時更新を超える瞬間最高エンタメ興奮風速というのは、未だに思いつきませんね……私にとってあの日の更新は、それだけ鮮烈な記憶として刻まれているのです。

 では今の忍殺はどうなのか……それがもう史上最高に面白いんですよね。確かにリアルタイム連載ならではの盛り上がりではニチョーム、フェアウェルの横に出るものはないと確信していますが、エピソード全体を通しての完成度、面白さの総量、フェチへの刺さり加減で言えばもっと高いぞ!なお話はいくつも存在しますしね。というか、今まさにやってる本編がありえない位に面白い。長い歳月を経ながらにして、今が1番面白いと胸を張って言える、なんという幸せか……

 第4部以降始まったプラスマガジンも凄いんですよ。初めはリアルタイム実況ができない事が口惜しかったものの、釜を開けてみればマジに面白いエピソードだらけで最高。月490というコスパの良さは、実際に加入してから強く実感させられましたね。また、比較的最近になって始まった『スレイト・オブ・ニンジャ』『ninja_fact』は、今までになかった切り口で、作品内外を盛り上げる試みで素晴らしい。TRPGも(私は触れられてはいないものの)活気付いているそうで嬉しい限りです。ニンジャスレイヤーというコンテンツは、今なお進化をし続け、面白さに磨きをかけ続け、そして1つの節目を迎えました。

 もう一生追いかけるしかない、かつて私はこう心に決めました。それから、追っかけ続けて良かったと、心の底から実感した瞬間は幾度もありました。今もそうです。今日1日、この節目を祝われるヘッズの皆さまを見させて頂いて、しみじみと再確認する。ニンジャスレイヤーは凄い、そしてこれからも凄くあり続けるだろう……

 

10周年オメデトゴザイマス!


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
Fantastic
30
マリオ35は大変な物を盗んでいきました 私の執筆時間です https://twitter.com/namiuzuman

こちらでもピックアップされています

RTマガジン
RTマガジン
  • 94本

ダイハードテイルズ局員がピックした記事です。このマガジンに収録された記事は、diehardtales.comのトップページタイムラインに表示されていきます。現在テスト運用中です。

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。