ブルースリーと発勁、寸勁、ワンインチパンチ 4
しかし、彼が習った主な流派は前述の詠春拳を
筆頭に、蟷螂拳、蔡李仏家拳、北派少林拳、
白鶴拳、空手、ボクシング、跆拳道等となって
いました。
これらの流派の中でブルースリーが発勁の実践
や理論等まで深く学んでいたのかは不明ですが、
私が少年時代に「腹部は力の湧き出る源だ」と
彼が語っていた記事を読んだ記憶があります。
だからこそ、ブルースリーは腹筋のトレーニン
グを殊更熱心に積み重ね、
ドラゴン・フラッグと呼ばれる強靭な鍛練法を
披露した写真も公開されていましたね。
換言しますと、そんな彼独自のトレーニング
内容が丹田開発にも多大な影響を及ぼし、
力の源である強靭な腹部を意識した突きや蹴り
等が、
発勁的なモーションに映っていた「要因の一つ」
となっていたのかもしれません 😀
実際に打たれた相手を椅子ごと飛ばすワンイン
チパンチや、
巨大なサンドバックを得意のサイドキックで吹
っ飛ばす映像等を拝見すれば、
ブルースリーの打撃の破壊力の凄まじさを如実
に理解して頂けることでしょう。
また、接近戦を得意とする詠春拳がお気に入り
だった事実から、
武道家としての実力も相当なレベルに達してい
たのでは、
と思ってしまうのは私だけでしょうか。
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