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海を望むことでハマった軌跡②

次にみたのが『ファントム』。
東京宝塚劇場初日のチケットを奇跡的に譲り受け、
正月を宝塚観劇することができた。
限定でおしるこがあったことに歓喜!


有名作品だがペラッペラな観劇経験しかない私は初体験。
とにかく苦しさや暗さをとても取り込んでしまうようで
胸が苦しい場面がたくさんあった。

うずくまって苦しみ嘆くのぞさまの姿、
きぃちゃんの純心な舞台やエリックへの想い、
最後、エリックを撃つキャリエール……
私の心をぎゅっぎゅっぎゅっと何度も締め付けた。

ただ夏と同じ、のぞさまの歌声が、きぃちゃんの歌声が、
劇場全体を包み込む感覚がたまらない。
感情がのったメロディは強く、寂しく、切なく、優しく、
私の心に刺激を与え続ける。

あとから母に
「のぞさまときぃちゃんはファントムやりたかってんて」
ときいて大きく納得したのも覚えている。

縣くんのパフォーマンスにも酔いしれていた。
従者のお役で、先輩方含む雪組ダンスチーム。
のぞさまの気持ちが全て乗り移ったかのように
キレキレで感情を表現する姿はさらに私を苦しませた。
さらにさらに彼にハマっていく…


そんなお芝居が終わったあと、
東京初日カーテンコールで唖然とした。

え?あれさっきまでエリックやってた人?緩すぎん?
手を仮面にみたててはずす?なにそれ?は?
これみんなですんの?いつもしてんの?え?

Gato Bonito!!のアドリブ部分で
プーさんのモノマネを披露されてるとこをみていたので
ちょっと変な人なのかも?と思っていたが(失礼)
思ってた以上にユーモアあふれるお人柄でたまげた。
お話される姿で劇場を包み込む包容力がありすぎて
こちらもめちゃくちゃに驚いた。
母に「のぞさまってどうなってんの?」と聞いたくらい。

今ではのぞさまの挨拶特集がおもしろすぎて
何度もみてしまう。


その後にこちらも奇跡的にチケット譲り受け、
観ることができた『20世紀号に乗って』。



あとから考えたらこんなにもさわやかでかっこよくて
HAPPYなのぞさまは舞台でここでしかみられなかった。
こないだまでエリックやってた人なん?
変わりようすごすぎん?って驚いたほど。
(なのに映像化できないなんて悲しすぎる)

でもちょっと苦しんでないのぞさまをみるのも
違うなあと思ったのはおいといて……笑

ただこの舞台で最高にかっこよかったのは縣くん。
2幕で最後の方にしかでてこない
今をときめくプロデューサー役。
登場のキラキラがハンパなくて素敵すぎて
今でもあのときの光を覚えている。

舞台写真を初めて買ったのも(もらったのも)
このときの1枚だ。
思い返せば、こんなにも王道で美しく
キラキラセンターに立つような人を推したのは
私の中の全てであるSMAPの中居くんくらい。
(対比おかしいけど)

この縣くんがもう1回みたくて
初めて宝塚の当日券に並んだのもこの作品。
外れてしまったけど、ここまで行動するほどになったんやと
3作品みただけなのにびっくりした。



ここからどんどん大海のその先へのめり込んでいく。



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