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海を望むことでハマった軌跡①

とうとうきてしまった望海風斗さん真彩希帆さん
だいきほトップコンビの卒業。
めちゃくちゃ好きではあるけど
宝塚ド新規だった私がご贔屓にするにはおこがましく、
初めてみたときから圧倒されるばかりだった。

ただ私の宝塚人生が始まったのは
まぎれもなくのぞさま(望海風斗さん)のおかげ。
千秋楽をライビュでみて
なんだかその時々の想いをどうしても残したくなって
少しずつ記録しておこうと思う。


初めてみた宝塚の演目はたぶんいつかの
『ロミオとジュリエット』なのだが
「宝塚をみた!すごかった!」という印象のみで
はっきり覚えておらず。
演目もパンフレットをみて気づいたくらいだ。

ただ母がわたしが上京してからのぞさまに激ハマり。
ずっと話を聞いていたが、
ジャニーズにはじまりお笑いやテーマパークなど
様々なエンタテインメントのオタクをしていた私は
「足を踏み入れたら最後」だと思って
積極的に舞台へ行こうとはせず、
パンフだけぺらぺらみせられていた。
そのとき覚えたのが
ジャニヲタなら好きになると紹介されたあーさ(朝美絢)と
母が顔がいちばん好きだと言った翔くん(彩凪翔)。
あとのぞさまがキンプリの永瀬廉くんに似ている気がした。

その後のぞさまがトップになり、
現場に行く前に宝塚に初めてふれたのは
2018年4月に行われたスカイツリーでのイベント。
宝塚のトップなったらこんな展示とかもしてもらえるんやって感動してたら、母が、
「トップになるということは終わりが来るってことやで」
と言っていて驚いた。
突然来る卒業もあれやけど、
トップなるとともに卒業へのカウントダウン始まると思うと
たまったもんやないなあと。


その年の8月、母が東京に遊びに来たとき、
会うなり誘ってきた。
「明日当日券並ばへん?」
限られた期間しか観られないのぞさまをみるチャンスだと、
そして母にできるだけたくさんみせてあげたいと、
その一心で苦手すぎる早起きを承諾。
(10時ギリギリでいいとかいうもんやからその時間に行ったら立ち見ギリギリでブチギレたのも思い出)
そうやって初めて認識しながらみた作品は『凱旋門』。

のぞさま、あーさ、翔くんしかわからないのに
主演は専科の轟悠さん?しかも話難しい?え?あれ?
とオドオドしてる間に一部終了。
休憩中にパンフレット熟読したり
母に質問攻めしたことを覚えている。
新参者のわたしには咀嚼するのが大変だった。

ショーになったらもう空気が一新されて
出演者みんな肌の色を変えてのラテンショー。
楽しすぎて驚いた。
宝塚って男役さん燕尾服娘役さん色とりどりのドレス着て
キリッとふわっとゆめゆめしく踊るもんやと思ってたから。
立ち見ながら目の前の世界に圧倒された。

心震わされたのはやはりのぞさまのお歌。
きぃちゃんもすごいしのぞさまもすごい。
音やパフォーマンスに心を自由に
楽しい方へおしあげてくれる感じがした。

そんなショーをみていたときに、
宝塚沼にハマるキッカケが訪れる。
のぞさまが歌う後ろで娘役さんとペアダンスする男役さんの
踊りのキマり方に心奪われてしまったのだ。
それが、縣千くん。

私は舞台でスキルが爆発してる人や
みていてニヤニヤしてしまうくらきおもしろい人を
推したくなる性分なのだが、完全にぴったり。
のぞさまを寸分狂いなく双眼鏡で追いかける母に
「あの人は誰?」と聞きまくったのは
本来の目的を見失ってしまっている反省点だが、
それくらい揺さぶられて目を離せなくなった。

そこからわたしの宝塚という大海での航海が始まる。


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