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GoProの誤配/紆余曲折の2ヶ月半

「Magnetic Swivel Clip」が私の手元に届くまで

☆2024年2月26日(月)
 「Magnetic Swivel Clip」をGoPro公式サイトでネット注文。
 これは金属面なら磁力で、挟めるところにはクリップでカメラを固定できるマウント用アクセサリー。
例えばこんな感じ

磁力で取り付け
クリップで取り付け

 私が公式サイトを利用するのは、ちょっとしたドキドキ感が堪らないから。勿論一番安いんだけど、公式サイトは海外仕様の日本語版なので、少し勝手が違う。
 ほら、住所の記入順とか電話番号記入欄が違うでしょ。

こんな感じ。

☆3月2日(土)
 購入品はシンガポールからUPS(United Parcel Service)で届く。 日本国内での配送はヤマト便か佐川急便で、今回は佐川急便。
 で、届いたのがこれ。

「あれ?」

 念のため、自分の注文履歴を確認すると、間違いなく「Magnetic Swivel Clip」
 同梱されていた納品書の記載も「Magnetic Swivel Clip」
 でも届いたのは「Volta」
 どうやら、入れ間違えたようだ。

 ちなみに、注文した「Magnetic Swivel Clip」の価格は、
通常4,000円(税込)のところ、サブスクユーザーの私は3,200円(税込)。
 そして、届いた「Volta」の価格は、
通常20,900円(税込)のところ、サブスクユーザーの私は14,630円(税込)。
 クレジットカードで決済済みの金額は、3,200円(税込)。
 つまり、3,200円(税込)で14,630円(税込)の商品を手に入れたことになる。

「ラッキー」

 この「Volta」という商品は、グリップ部分に充電式のバッテリーが内蔵されていて、カメラをボタン操作できるし、ワイヤレスリモコンとしても利用できる。その上、写真のように三脚機能も備えている。 バッテリーも中々大容量で、カメラ単独なら1時間程度の稼働時間が5時間ほど延びる。

だがだがだがだがだが、しかし!

 私は既に購入済み(>_ <)ゞ

でもでもでもでもでも、しかし!

 2つ持っていれば10時間稼働ができる!
 山歩きするときに撮りっぱなしも出来るじゃないか!
 実は二つ目を購入しようかどうか迷っていた商品だった。

「神様、ありがとう」

 てな訳にもいかず、GoProに連絡をする私。
 私ってけっこういい人かも?
 誰も言ってくれないから自分で言っておこう(笑)

 で、
 ここまでの話はプロローグ。
 ここからが大変だった。(笑)

☆3月4日(月)
 GoProサポートに誤配の連絡。
 「あれ? 2日経ってるやん。さては迷ってたな」
 「土日を避けただけやん」
 「あ、なるほど」

 HPで確認すると連絡方法はチャットか電話でメールはなし。
 チャットは入力スピードに自信がないので電話を選択。
 メールがありがたいんだけどなぁ…

 電話はこちらからするのではなく、受信したい電話番号を入力するとGoProからかかってくる仕組みで、なかなか良心的。電話代はかからないと言うことだ。 で、入力を終えると下記のような画面が表示された。

 折り返しの電話がすぐにかかってくるようだ。
 あれ? かかってこないな。
 5分経過…、10分経過…、1時間経過…

☆3月6日(水)
 電話を待ち続けて3日目。(笑)
 GoProさんのすぐってどのくらいなんやろ~(笑)
 仕方がないので同じ手順を繰り返して再び電話を待つ。
 同じような画面が表示されて待つこと15分が経過。

「神様が貰っとけー!って言ってるんかな?」

 ま、そんな訳にもいかず、
 「しゃーないなぁ」と3度目の同じ手順。
 もし、今回もかかってこなかったら…
 と思う間もなく、今度は本当にすぐに電話がかかってくる。
 そして、話し始めてすぐに分かったこと。
 電話の向こう側にいる人、

日本人じゃない!

 私はいつもより滑舌良く、そしてゆっくりと誤配の内容を伝える。
 話をしながら分かってきたことは、電話の先にいる人は、日本語を話すことには問題がないが、聞き取りにちょっと問題があることだ。細かなニュアンスは理解できないようで、私の質問に対する返答ではなく、私の話の内容をあらかじめ用意されているどれかのケースに当てはめて、そこにある答えに若干のアレンジを加えて話しているようだった。

 誤配であることが伝わったかどうか少し不安を覚えたけれど、彼が(あ、男の外人さんです)私に伝えたかったことは以下の4点。
 ・届いた商品を撮影すること。
 ・商品に同梱されていた納品書を撮影すること。
 ・上記2点の写真をこの後、彼から送信されてくるメールに記載されている先にアップロードすること。
 ・その後の処理方法は、明日連絡するということ。

 で、電話終了。
 その後、送られてきたメールに記載されていたURLに写真を無事アップロード。
 明日の彼からの電話を待つことにする。

☆3月7日(木)
 電話もメールもなし。
 処理方法については上司等の決済を受ける必要があるようだったので、彼は明日と言ったけれど、2〜3日はかかるかもしれないと思い、気長に待つことにする。
 ま、1週間以内には何らかのリアクションがあるでしょ~♫ くらいに思っていたら…

☆3月14日(木)
 1週間後、電話もメールもなし。

☆3月21日(木)
 2週間後、電話もメールもなし。
 流石に私から連絡する気はもうない。
 1か月経っても連絡がなければ、遠慮なく貰っておこう。

☆3月25日(月)
 そして19日後の16時19分、電話あり。
 決済が取れたので、処理方法をお知らせしますとのこと。
「翌日に連絡をくれんるんじゃなかったの?」
 と、言いたいところだが、グッと抑えてその会話に集中。
 というのも、彼の日本語に特に問題はないのだが、日本人の日本語とは少し違うため、一言一句聞き逃さないようにしなければならないからだ。
 具体的な処理方法を聞き終わるまでに、電話が途中で切れること3回。
「なんでやね~ん!」
 会話の内容は私の手元にある誤配品の送付先と送付方法。
 メールでも同じ内容を送っているので確認してほしいとのこと。
 あいにく出先だったので、後ほど確認しておくと伝えて電話終了。

 帰宅後、メールを確認してみたら3通入っていた。
 1通目/16時31分着信
 2通目/16時37分着信
 3通目/16時37分着信

 1通目と2通目は表現方法が違うだけで同じ内容。

 例えばこんな感じ
 ・1通目
  GoProサポートでございます。
  大変お待たせしました。
  交換に関してのご案内のメールを送らせて頂きました。

 ・2通目
  こちらはGoProのサポートです。
  お待たせして申し訳ありませんでした。
  交換につきましてはメールにてご連絡させていただきました。

 3通目も同じ内容だが、より具体的に処理方法が記載されている。
 そして、1通目2通目には、ところどころ「てにをは」に不自然さがあるが3通目にはない。
 3通目は日本人が書いたのだろう。
 どうして3通なのかはさておいて、ここまできて何か一安心。(笑)
 日本語って本当に難しいんだろうね。

で、3通をジックリと読み比べていると大きな違いを発見!
 その違いとは、1通目2通目の文章中には「製品交換のご案内メール」とう言葉が使われているのだが、3通目は「返品処理」という言葉になっている。

 1通目2通目には、「配送部門が荷物の受領を確認次第、交換品をお客様へ発送させていただきます。」と記載されているのだが、3通目にはない!

 返品じゃなくて交換なんだけど…
 そう言えば、電話の向こうで彼が繰り返し
 「森田さんは悪くないですから」みたいなこと3回ほど繰り返し言っていたことを思いだした。

 ひょっとして、全然問題ない商品を自己都合で無理矢理返品したことになっているんじゃないだろうか?

 実は、彼からの電話を受ける数時間前に、クレジット決済済みの3,200円がキャンセル処理されていた。交換品を発送後、クレジット決済のキャンセルのキャンセルとかできるんだろうか?

 とりあえず、もし交換品を送ってこなくても、実害はないんだけど…。
 ん~、なんか釈然としません。

☆3月28日(木)
 出荷完了

 「3日経ってるやん。さては迷ってたな」
 「忙しかっただけ~」
 「あ、そう」

☆4月4日(木)
 私がシンガポールのGoPro宛に誤配品の「Volta」を発送してから1週間。
 今回の処理が交換なら、そろそろ交換品が発送されてもおかしくないのだが…

☆4月11日(木)
 そろそろかと思いながらの2週間。
 交換品が発送されたという連絡はない。
 「処理方法は、明日連絡する」と言っておきながら、実際の連絡は19日後だったこともあるからもう少し待ってみよう。

☆4月18日(木)
 まだかまだかの3週間。
 音沙汰なし。

☆4月25日(木)
 交換じゃなくて返品確定?の4週間。
 何も起こらず。

☆5月2日(木)
 念には念を入れて1週間プラスしての5週間。
 「Magnetic Swivel Clip」をポチッと2度目の購入。(笑)
 また、違う商品きたりして。(笑)

☆5月8日(水)
 GoProさんから商品到着。

 今度は正真正銘「Magnetic Swivel Clip」
 2月26日(月)から始まった紆余曲折の2ヶ月半。
 やっと終わりました。

 さあ、GoPro持って山歩き〜♫
 あっ、ちょうどいい季節になってるわ。(笑)

《最後に》

私が手にしたGoPro製品はどれもこれも素晴らしく、これからも買い足しや買替えをするだろう。
残念なのは、何か問題が起こったときのサポート体制。
今回の件を受けて色々と検索してみると、GoProサポートに連絡をした時に起こる不十分な対応例が少なくないことが分かる。

但し、これはGoProのサポート体制(会社としての仕組み)自体に問題があるのでは?
今回の件を通して感じたのは、現場で窓口となって対応している人たちに、もっと権限を与えて、もっと動きやすいようにしてあげれば、今GoProサポートが抱えている問題の大半は解決するような気がするのだが…。

少なくとも私の窓口になった外人さんは、終始、丁寧で一生懸命だった。
彼に対しては好印象しか残っていません。


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