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羽生結弦選手への愛が止まらん①

観に行った人が軒並み中毒になったり1人になった時に帰れる場所のはずが実家になってしまったGIFT

そう、Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 "GIFT" at Tokyo Dome supported by 雪肌精

記憶が薄くならないうちにここに書き留めておこうと思う(長くなりすぎる予感しかしない)

東京ドームの発表


スケーター史上初、東京ドーム公演が行われると発表があったのは、
羽生さんのプロ転向後初の単独アイスショー、プロローグin八戸の最終日。 

私はライブビューイングを観るため都内の映画館におりました。

もう公演も終盤にさしかかり、羽生さんが優しい声で「僕は、幸せです」と言っているのを聞いて、
涙がドバドバ出てきてしまい、マスクの下がえらいことになっていた。

北京五輪のとき、「報われないなあって…」と涙目になりながら声を震わせて話していたのを思い出して、
本当によかった、羽生さんが幸せだというならファンも幸せってものよ…と心でうんうん頷きながら最後まで見届けた。

「またね」と言って背中を向けた羽生さんに、心からの称賛を。
これからの活動がどうなるのか、まだ分からないけれど、まだ見ぬ本編に向かって、私たちはずっとついていくよ─────

「そこに、幸せはありますか。
誰かと、繋がっていますか。
心は、壊れていませんか。
大丈夫。大丈夫。
この物語と、プログラムたちは、あなたの味方です。
これは、あなたへ。
あなたの味方の、贈り物。」

"2023.02.26 東京ドーム"
スクリーンにバーーーーン!!!!

えっ?????????

あっ
え?
ちょっ…????え?

↑実はこれ、流れ始めたとき、公演の本当の最後の締め(何それ)だと思っており、
「最後まで本当に優しい言葉をかけてくれるんだね…プロローグ、私たちの味方なんだあ…」とエグエグしていた私。
アイドル界隈散々通ってきて、こんなん"次"の発表のサプライズ演出確定なのに気が付かなかった。
(心がいっぱいだったんですねえ)

館内も悲鳴に近い声が漏れていた。

「またね」がこんなにも早いと誰も思っていなかった。

そもそも「羽生くんもう東京ドームでやってお願い!」と切実なオタクの叫びがツイッターのトレンドに上がっていたほど倍率のエグかったプロローグ。
いや確かに東京ドームでやってとは言っていたけど!!!!まさか本当にやるとは

「東京ドームに氷を張る男」
「そもそも氷張れるの?てか天井付近から見えるのか?(まあみえなくても別にいい)」
「音ズレ問題どうするんだろう」
「演出MIKIKO先生でこれは幻の東京五輪開会式」
「さすがにドームは当たるよね?」←ハニュウをなめるなよ☝🏻
など、しばらくお祭り騒ぎとなっていたことは記憶に新しい。

ドームのチケットもなかなかに激戦だったことは長くなりそうなので割愛。
運の良いことに🎫は無事ご用意され、なんやかんやで当日を迎える。

2月26日 当日

公式グッズのボアブルゾンがちょうどよく着られる気温となったこの日。
後楽園、水道橋駅には白いモコモコのオタクがちらほらと集結していた。寒いからね!という注意喚起もありガチ防寒めの人もたくさんいた。
ドーム前大変に寒かったのでありがたかった。

入場すると、本当に東京ドームに氷が張ってある……と感動してしまった。
しかも思ったよりなんだか近く感じる。
もしかして、双眼鏡いらない?
(忘れ物常習犯の私は当然この日も双眼鏡を忘れ、慌ててグッズのオペラグラスを買ったのである)

セットもみながら「あの手なんだろう」とか「火の柱出てきたらどうしようw」「あそこ(セット)から滑り降りてきたりしてw」
とかまあ冗談混じりに色々話していたものの、私の乏しい想像力ではとてもじゃないけど予想できず。

そして、開演。
映像と共にモノローグは羽生さんの声で語られ、まさに"物語"として進んでいく。
すご〜い…と呆気に取られながら観ていると、
火の柱どころか、全身が燃えている火の鳥の羽生さんがセットの真ん中から出てきた。しかも上から。


いや………………すごすぎる、スケールが…………………


オープニングとしてこれ以上ない演出。
もう、この時点で今日本当に来て良かったと思えた。
しかも、双眼鏡はなくても全然大丈夫だった。
(せっかく買ったのでちょこちょこ使ったけど、ない方が全体がよく見えてよかったです)

あったかくなっていった世界と火の鳥、私的には"闘志"が一番しっくりくる。
できなかったことができるようになると、感情が昂ってくるあの感じ(どの)
大なり小なり誰でも経験しているのではないのかな、と思う。

このGIFTという物語は、「誰もが経験しているであろう」ことを、
モノローグとしてあえて抽象的に表現することで色んな人へ届けたい、贈りたいという羽生さんの気持ちそのものなんだね…

もちろん全編、"羽生結弦"の半生ではあるのだけど。
できるようになって嬉しい気持ちも、自分の中での葛藤や、悔しさ、もう逃げてしまいたいという弱い気持ちも、間違いなく羽生さんが人生の中で経験してきたこと。

でもこれ、自分のためにだけ滑るなら隠してたっていいことじゃないですか。
だって私だったら、あれだけ素晴らしい功績があるならそこだけピックアップしますよ、その方がわかりやすいし。(カス)

だからこそご本人の言う「羽生結弦は媒体」がすとんと腑に落ちる。

…と、ここまで書いて2,000字を超えてしまったわけですが、
これプログラムごとに感想を書いていったら次なるアイスショーnottestellataが来てしまうんですがどうしたらいいんだ?
(と考えている人はたくさんいると思う)


雄大な大自然を前にしたような気持ちになるHope&Legacyとかさ、
まさかの美しすぎる白い竜になってあの夏へとかさ、
これぞ羽生結弦!なバラード第一番とかさ

なんてったって北京落ちの私。
6練からの序奏とロンド・カプリチオーソは語らずにはいられない。
このまま多くの人の前で披露されなくなるならこんなに惜しいプログラムはない…
もう生で観られることはないのかな、と思っていたらまさかの東京ドームで、しかも第一部の最後で?競技プログラムと同じ構成で?
度肝を抜かれる、という言葉を使うのにふさわしい場面、第一位です。

まだまだ語りたいけれども、
これ以上長くなるととっ散らかりそう(既にとっ散らかってはいる)なので、
これを前半とします。
続く。




まさに羽生結弦選手への愛が止まらんすぎる①


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