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出会って5秒で…

或るマッサージ屋の日常⑧

確かキャンペーンのあった週の話

キャンペーン特別価格、お試し40分出張マッサージにて、40分コースのご予約
ご近所だけの特別プランだ

徒歩で10分ほどの距離のご自宅
日差しも良い晴れた日だったとは思う
初夏といっても札幌の初夏、7月くらいだった

13年くらい前のことなのになぜこんなに覚えているのか
それはご想像におまかせする

お客様のマンションに到着する
そしてインターホンを押して、1歩さがる

はーい
女性の声

まるまるマッサージのぽんつくです
と、告げると

今オートロック壊れてるから開けにいきまーす
とのこと

少し待っていたら髪の長い女性が現れた
青のボディコンスーツみたいなピチピチのミニスカートを着ている
とてもスカートの丈とは思えない丈だ

歳は30ぐらい、スレンダーでスタイルはいい

ノーブラなのは見てわかった
ピチピチだから

正直に言おう、警戒心しか抱かない

そのまま少々ちいさめなエレベーターに乗り、謎の距離感のままお客様のご自宅へ

わんこが鳴いているが、とりあえず無視

リビングの横の真っ暗な部屋へ通される

ここ私の部屋だから、この部屋でお願いね
とのことだ

遮光とはいえここまで暗くできるのがすごい
本当に真っ暗なのだ
電池式のランタンが置いてある、そこだけは明るい

お客様がドアを閉め絨毯に寝そべる

奥にはベットのようなものもあるのに、何故か絨毯でマッサージを開始した

先生は〜
いつもこの時間お店にいるの〜?
あ、見えづらかったらランタン移動させてね〜
少しだけ甘ったるい感じの声で話しかけてくる

ランタン無しでは暗くて本当に見えづらい、今は昼のはずなのに

だいたいこの時間は店に出てますよ
などと答える

そしてたまにボディータッチもされる
警戒心のみ上がっていく、ハートは震えない

そして、ノーブラは確認済みだ
40分コースだと、上半身のみや下半身のみのコースのほうがやりやすい

しかしお客様からは
全体的につま先までマッサージして欲しいという要望があった

では腰から下も…と思い移動する時にランタンも持って移動する

おしりの隣ぐらいにランタンを置く
ふくらはぎをマッサージし始める

するとどうだろう
お客様は半うつ伏せになっている姿勢
何かが見える

よく見ると、パンティーもはいていない

ボディコンミニスカがまくれてまる見えだ

さすがに動揺した
まさか、ノーブラでボッチ見えてる上にノーパンだとは思わなかったからだ

動揺が見えて楽しいのか、太ももへのボディータッチが多くなった
しばらく僕の太ももには、お客様の手が乗っていた

そんな時間が15分ほど続いた

残り時間は10分ほどになった

ゴホンッ!!

リビングの方から男の太い咳払いが聞こえた
僕は驚いた
ほかに誰かがいる気配がなかったからだ

部屋に入るときリビングは見えたが、人は見当たらなかった
わんこの鳴き声で気付かなかったのだろうか

声の方は見ない
更に動揺を見せるわけにはいかない
暗くて見えない状態でも、動揺は顔や体に出さない

美人局の可能性が、少し上がった
しかし残り時間もあと10分だったため仕上げて終わることにした
お客様は僕の太ももに手をおいたままだったが、移動しつつそっと手を離した

タイムアップ
僕の勝ちだ
手は出さなかったし、気まずいことは何一つない

暗い部屋を出て料金を頂いたときに、少しリビングの方を見たが誰もいなかった
部屋の中は暗すぎて見えなかったが、多分他には誰も居なかったと思う

もう一部屋あったので、そちらにいたのだろうか?

帰る際
ありがとうございました
またよろしくお願いします

と、伝えた

空は快晴で暖かかったが、僕は冷や汗で風が少し冷たかった

実際あった話しか書けませんが、気が向いたらサポートお願いします