経企コミュMeetUp第二弾

いくつかの企業でお仕事させていただきましたが、「経営企画」という組織は会社によって「やっている範囲」も、「やりかた」もまったく異なっています。
つまり、正解がない。
参加している「経営企画コミュ」は、「正解のない」経営企画だからこそ、みんながコお互いが抱える課題を共有したり、情報交換をして知見を広げるコミュニティ。

(多くの方で運営されてますが、その中でも中心のひとみんさん)


今回のMeetUp第二弾では、更に一歩踏み込んで、「経営企画コミュ」に参加している人の「キャリア」を聞いて、どんな経験が必要なのか共有しよう、という画期的な企画だ。
 ※ちなみに、ぼくは経営企画の人間ではないのだった

どんなMeetUPだったの?

とてもラフな感じで、それでいてみんな話に聞き入っている。
登壇者の話も、話し方も、さすが経営企画で社長、事業部長らを相手にしている方々。アドリブ交えつつ、論理性も失わず、的確に「引用」して参加者の興味を引き続けます。

参加希望者が80名、実際の参加者72名と出席率9割超えてました。
この参加人数と参加率は、かなりの数字。特に参加率9割は、このイベントを目にした方の興味の高さを表している気がします。
 ※華金なのに・・・



経営企画って何?

そもそもですが、経営企画って何だろう。を、まとめてみるとこんな感じ。

・持っている知見で人を巻き込んで、物事を前に進める
・よくわからない状況で投入され、状況を整理して知見として持ち帰る
・事業そのものを進める人たちでは足りない知見を提供する

で、こういうことをできるようになる要素・要因と言ったらこんな感じ。

・既に持つ知見の共有、未知への説得力
・わかった事にならない力(探求心)
・ビジネスモデルとプロセス・統合理解

ビジネスモデル・プロセスを整理の軸にして、既に持っている知見を幅広く適用し、足りない部分を積極的・真摯に知見を集めなおし、説得力のある将来へのステップを明示して、推進力を生み出す・・・といったところ。


経営企画のキャリアパスとして有効なもの

20代においては、やはり「ファイナンス」「簿記」「投資」といった、経営を俯瞰的に見るための武器が挙げられていました。
事業を推進するうえで、「アイディアを出す」「マネタイズを考える」ことは「事業企画」が行うことになりますが、「経営企画」はそれを「初期費用含めた投資」と「継続的な利益構造」といった経営面、財務面から俯瞰するためでしょう。

更に、経営目線で物事を進めるために、有効な心構え、考え方として、ベーシックの林さんは4つの観点をあげていました。

①会社をどうしたいのか、という自分なりの意思を持つ事
 会社では「なにがやりたいの?」と常に問われる。「変えたいこと」
 「変えてはいけないポリシー」など、自分なりの意思を持つ
②Whyを探究し、徹底的に言語化する事
 きちんと説明できることで、人は納得し、動いてくれる。言語化すること
 で常に正しく振り返ることができる。
③想像に知見を重ねた意思決定
 いろいろな局面、他人が何を言ってくるか想像することで、意思決定の
 解像度を上げることができる。
④徹底したインプットの習慣
 経営者や事業を推進する人は知見が豊富で、彼らと会話するための知見が
 とにかく必要。経営企画は自分の立場を使って、いろんな話を聞きに行け
 る。経理に関わる数字の話でも、事業推進の話でも「経営企画」の看板が
 あれば話は聞いてくれる。他の組織ではこうはいかない。


基本レベルを高める、ということ

MeetUPを通じて感じたのが、「基本的な活動レベルを高める」ことの重要性でした。例に出たのは「言語化」についてです。
日々の業務の中で、多くのことを「言語化」をしようとすると、どうしてもスピードがおちます。いったんは、絶対に落ちるけど、やり方が身についてくると「言語化」自体のスピードが上がってくる。
そうすると、みんなが共通で見えるものの範囲も広がり、会話の解像度が上がる(齟齬がなくなる)。また、周りが困っていることも言語化して見える化できるようになる。

結果的にですが、「言語化する速度」があがることは、「言語化・共通認識化される範囲」も広がり、解像度の上がった企画・計画はメンバーの意識を高め、「ものごとを実現する速度」自体が上がっている状態になるのでしょう。

個人的な話になりますが、「表現する」「整理する」ことが高いレベルでできると、プロジェクトでの「共通認識」が高まって進捗率や、メンバーの稼働率に反映されてきます。
「徹底した言語化」というキーワード、改めて重要だと認識しました。


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