襟裳岬灯台

画像1 これは入っている日付の通り、1990年に撮影した写真。岬は草原になっているが元々は低木広葉樹林で、入植で建材や燃料の為に伐採、更に牧畜で草も食べ尽くされた上にイナゴの大量発生もあって“えりも砂漠”と呼ばれる状態になったという。赤土が海にも流れ出し昆布にも影響した。初めて訪れたこの時、強風が吹きすさぶ草原に灯台だけが立つ景色に、あの歌がすぐに浮かんだものだ。
画像2 こちらの撮影は1999年。逆光で影にしているが、施設はほぼ変わっていない。しかしランプは白熱球からメタルハライドに変わっていた。左側の塔屋(の上にあるのは霧感知装置)のある建物が滞在管理の事務所だったが、霧信号もレーマーク(鉄塔)も廃止になり無人化され、今は灯台しか立っていない。岬は昭和28年から緑化事業が始まり、今は草が根付き草原になり、植林も進んでいる。

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