RPAの展開(RPA導入記)
社内への展開準備
同じ情報システム部内での試験運用も終わり、社内へ展開していくことに。
情報システム部への業務依頼を行う仕組みがあったので、それに倣ってRPAの依頼書をワークフローで作成した。
最初は業務マニュアルの添付を必須、紙を用いた業務がある場合は受け付けないこととした。
相談会の実施
受付始めるにあたり、説明会をするか相談会をするか悩んだけど、まだRPAという言葉も感度の良い一部の人しか知らない状況。
説明会開いても集まらないだろうと、相談会を実施することにした。
社内の掲示板にお知らせを出し、本社に1日いるので、お話聞きたい人は空いた時間に来てくださいと。
結果的には7〜8部署くらいの人が聞きにきた。
上司と共に仕方なくきた人。
相手先の都合で無駄な作業してるので自動化してほしいと思ってた人。
他の社屋からもわざわざ来てくれた人もいた。
とりあえずRPAとはこういうものでと説明して、実際に動いているところを見せると皆感動するので紹介する方としても面白かった。
動いてるところをスマホの動画に撮って、帰って皆んなにみせます!と驚きを隠せない人がいたり。
でもその後の依頼は結局1〜2件だった記憶・・・
紹介資料
パワポで(イラストやを駆使して)サクッと作成
(随時更新)
工場のロボットのPC版
土日祝祭日・夜間も働くよ
やりたくても時間やリソースがなくできないことを代わりにやるよ
AIじゃないので考えられないよ
紙は出来ないよ
イメージは融通の効かない真面目な社員。言われたことしかしない、少しでもマニュアルと違うと止まる。でも正しければ24時間365日働くよ、
人よりかは早いよリスト等管理ファイルを作成すれば変動することに対しても対応可能
年収98万円(定価)
間違えないよ
言いにくいことを代わりに伝えるよ
トラブル時は出来る限りリカバリーするけど業務責任が移るわけではないので、何かあったら自分でやってね
RPA導入の3つのポイント!※社外秘
と、最初は細かく書いてたけど、できる限り内容を減らしシンプルにしていった。
紹介動画作成
社内の映像チームにRPAの紹介動画を作ってもらう事にした。
手の込んだものではなく、人が実際に入力してる画面と自動で動いている画面との比較くらいで、1〜2分の簡単なものでお願いしたんだけど、出来上がったものは、映画マトリックスをモチーフに結構手の込んだ4〜5分くらいのカッコいい感じになってた。
サクッと見てもらうくらいを考えていたので、正直そこまで凝ってじ感が長くなるよりかは依頼通りのものが良かったと思ったけど、製作者には大絶賛して最大限のお礼をしてそのまま利用する事にした。
数年後、社内にある程度浸透してきたタイミングで再度動画作成を依頼。
今度は導入前後の業務の変化が分かる、人が中心となった比較動画を作ってもらった。
RPA導入前はちょんまげのかつら被った人が面倒くさい感じにダラダラ業務してるのと、RPA導入後は出来るサラリーマン風な人がビシッとやる感じで。
ここに公開したいけど、残念ながら見せられないのが悲しいです。
依頼の増加
動画社内ポータルに公開したことにより興味を持ってくれる人が増え、依頼や相談の連絡がポツポツ入るようになった。
だいたい相談以上の内容がRPAでできる事に皆驚き、勝手に動くデモを見せると興奮して帰っていくので、お話しするのも楽しかった。
対応した事例を上記紹介資料に追加したりしていくうちに、徐々に依頼が増えていった。
つづく