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2021年、20歳の年

私はつい先日21歳になりました。しかし、2021年の20歳の歳は、想像していたものと全く違いました。

私は今年の2月末に顕微鏡的多発血管炎という病気である事が判明しました。自分の病気のことについては、今度別の機会に紹介しようと思うのですが、簡単に言うとかなり進行した腎不全の状態にあって、4時間×週3回の透析生活(通院)が始まったのです。

去年まで看護学生として過ごしていた私は、休学の手続きを取り、今までと全く違う生活をし始めました。

2021年は、大学3年生の年です。半年間の看護実習を仲間たちと共に乗り越える予定でした。そのため、同級生たちのインスタグラムのストーリーには、実習の辛さ・焦り、達成感を綴ったものや、担当者さんから貰ったメッセージカードなど様々なものが上がっていました。看護実習は、在学中何度か経験したけど、苦手だし、できることならやりたくないと思っているほど。でも、正直実習に行ってる同級生が羨ましかったです…

病気を理由に休学し、遅れをとっている。更に、透析生活が終わり、大学に復帰することができたとしても、看護師として働ける十分健康な体力がこれから戻ってくるかも分からない。そんな自分に比べ、同級生が仲間たちと切磋琢磨し合い、自分のスキルを高めていることが、輝いて見えてしょうがなかったのです。

なぜ自分が原因不明の病気になったのか、何度も何度も考えました。よく神様は乗り越えられる試練しか与えない、というような言葉を聞くけど、何のための試練なのかも分からなかったし、病気が判明したときは、毎日もんもんと考え、泣く日も多かったです。


でも、休学して日々を過ごすうちに、今までやってみたかったけど、できなかったことに挑戦したり、自分自身を見つめ直す時間が増えました。

そのおかげで、なんとなくこれからやりたいこと、どんな人になりたいのか、といった方向性がはっきりとしてきて、少し生活にハリが出たような気がしました。今までは何の目標もなく、ただ毎日のノルマをこなしていただけの生活だったな、と今では思います…

今は、病気ではあっても、他の人に負けないくらい自慢できることや、得意なことがたくさんの素敵な女性になりたいと思っています。芯のあるしなやかで強い女性に。そして誰かに勇気やきっかけを与えることのできる人になれたらなあ、と思います。

若いだけが取り柄の女性にはなりたくない。

病気を通して自分自身をたくさん見つめ直すことができました。周りの人とは違う経験をすることで、苦しさや悲しみの思いもたくさんありましたが、そこから得た学びは大きかったと思うし、気持ち的にも強くなれたと思います。


2021年お疲れ様でした。2022年は、更に、なりたい自分に近づけるよう頑張ります✊

良いお年を!