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[パッチ11.4]TOP ナーvsサイラスのリプレイ動画から学ぶ(※リプレイ動画、ならびに配信アーカイブ削除により凍結)

私がSGG2020に参加した際、「マッチアップやTOPレーナーがやるべきことを深く理解するために、YouTubeに上がっているリプレイ動画等を見た方が良い」というアドバイスをLJLチーム所属のコーチ複数人からいただいたことがあります。
ただ、どのような部分に着目したうえで、リプレイ動画を見て自分の実力に繋げていくのかがイマイチ分からない方がほとんどだと思います。(私も当時その内の一人でした)
今回は、現在FunPlus Phoenixに所属しているTOPレーナーのNuguriのリプレイ動画を見たうえで、私自身が気付いたことをまとめていきたいと思います。
しかしながら、前回の記事でも書いたとおり、私は万年ダイヤ底辺の雑魚なので、認識のズレや見落とし等が多々見受けられると思いますが、あくまでも情報の取捨選択は個々で判断していただければと思います。

1.動画

私がソロランクで稀に使用しているナーの動画を選びました。
動画を選ぶ基準としては、新たに練習しようとしているチャンピオン、もしくは今現在使用しているけど思うように結果が出ていないチャンピオンを選択するのがベターかと思います。
今回対面はサイラスですが、私がリプレイを見て学びたいのは「マッチアップの理解」ではなく、「TOPレーナーが試合に勝つための行動」と「ナーの集団戦における立ち回り」です。
上記のように、リプレイ動画を見る理由付けを動画を再生する前にしておくのがオススメです。

※Nuguriの個人配信でリプレイ動画の試合をしていたので、下記にURLを載せておきます。(該当の試合は1:57:00~)

https://v.huya.com/play/463442411.html

2.ルーン

■ルーン
メイン「不滅」のサブが「覇道」の選択。
「気迫」よりも「急成長」を選択することが多いイメージですが、対面サイラスのQや、キンドレッドのEなどを考慮しての選択ですかね。
また、Nuguriは対面によって「ボーンアーマー」ではなく、「息継ぎ」を選択する場合もありますが、これは対面がショートトレードしてくる回数を考えて選択しているものだと考えられます。

3.気付いた点

※ゲーム内時間ごとに分けています。

■2:20~
ナーのLv2に獲得するスキルってW≒Eなんですが、Eの方が割合的にはやや多め。
その理由や利点というのが分かるようなLv2先行からのE→Q→AAでの追撃だと思います。

画像1

引用元 : LOL.PS ( https://lol.ps/ ) ※パッチ11.4の情報です。

■2:50~
本来であればミニオンウェーブを押し切った状態でリバーにワードを置きたくなるところですが、1:39のタイミングで相手bot二人がレーンに現れたので、キンドレッドは青バフスタートであるという仮定を立てていたはず。
仮にそうでなくても、ナーはフルヘルスかつウディアがtopサイドで高い体力を保っている状態なので、JGルートの読みを誤ってガンクに来てしまったとしても問題ないという判断。

■3:55~
相手のリコール妨害に使用したQが当たっていればキルライン?
一見タワーダイブでキルが狙えそうではあったが、ミニオンウェーブも上手く処理されてしまったので、1:1トレードだと若干不利な状況になると考えた可能性がありそう。

■4:50,4:57
このワード二つはキンドレッドのガンクを警戒したもの。
青バフスタートであることがbotサイドのスカトルが狩られた+4:10にbotで姿が見えたことから確定→キンドレッドリコール後はtopサイド側のジャングルを回る→ガンクが来る可能性は極めて高い。

■4:57~
意識してやったものかは分からないが、ナーのQでミニオンにスローを入れることで、タワーダイブをケアしているように見えるが、これは深く考えすぎかもしれない。

■5:25~
本来であればミニオンを止めるという選択肢も取れる場面だが、topのラプターにキンドレッドのマークが付いていることから、ラプターの争奪戦が起こると予想→topのミニオンウェーブを押し付けるという判断。

■5:40~
キンドレッドがカサディンに対してプレッシャーをかけてからラプターに行くことにより、自分たちが有利な状況でラプターを触る判断を行っている。
サイラスも本当であればミニオンウェーブを押し込みたかったところではあるが、体力やマナがやや少なく、ナーがメガナーの状態でLv6になったため、迂闊にミニオンウェーブをプッシュする判断を行うとオールインで倒し切られる可能性もあったように見える。
ナーは上記で書いたとおり、ミニオンウェーブを押し付けたうえで、ラプター争奪戦にサイラスよりも早く寄る判断が取れている。
結果的にカサディンがやられ、ラプターも取られてはしまったが、相手の動線を読んで寄ったことによって、アーリをキルすることに成功しているので、この判断はプラスだと思う。

■6:25~
キンドレッドが体力低い状態でtopサイドスカトルを触る+サイラスがミニオンウェーブ処理でリコールをしたと判断してオールイン。
フラッシュインRで壁にぶつけたのは良かったが、ほんの少し移動してからのWだったので、キンドレッドのフラッシュが間に合ってしまい、そのままやられる。
判断が難しいところではあるが、移動せずにWだったらフラッシュを使われる前に倒せていたので、とても惜しい場面ではある。

■7:40~
細かい場面だが、ナーのEからオールインしてダメージトレードを行うことで、味方ミニオンが立ち止まる時間を減らし、タワー下までウェーブを押し込んでいる。
これができていなかったら、ウェーブがタワー下まで到達せず、ナーがヘラルドを触りに行く(ヘラルド前のワードを壊しにいく)という動きができなかった。

■9:20~
これもまた細かいですが、ミニオンウェーブを押し切って、リバー側に姿を隠すことでナーがリコールをしたのか、それともキンドレッドの方に寄っているのかが相手側は予測でしか判断できない。
結果的に、相手側はレルをtopサイドに寄せることでtopサイドのスカトルを確保したが、ナーはガンクのケアとして、クルーグを狩って時間を潰している。

■11:15~
botのミニオンを処理してナーのゲージをある程度溜めた状態でテレポートをするか否かの判断。
味方が引く判断をしたので、結局テレポートは使わなかったが、ナーの場合は特に気を使って確認しないといけない部分。

■12:30~
細かいが、たまにbotのミニオンウェーブが残っているにも関わらず、この状況でジャングラーと共にドラゴンを触ろうとする人がいる。
ただ、今回の場合だと相手のアーリ以外が全員見えている+相手はドラゴンを捨てて別のオブジェクトをフォーカスしている+ウディアが多少育っている状況なので、ミニオンウェーブを押し込んでから寄るという判断で良い。
ちなみにこれは自分がSGGの試合でコーチから指摘された部分の一つ。

■13:00~
ナーのキャッチアップから始まったが、それに合わせて動いたウディアがやられ、不利な状況での集団戦。
ただ、ナーが上手くカイトしながら、味方がそれぞれカバーできるラインをキープしたうえでダメージを出し切り勝利。

■14:00~,14:55~
お互いのtopレーナーが相手のポジショニングミスを処すテレポート。

■16:05~
キンドレッド以外の位置は把握済みなので、1vs2は勝てるという判断だと考えられる。
こういうところでもミスなく処理できるミクロ面の高さ。

以降は特筆すべき点はなく、そのまま有利な状況をキープして勝ち。

4.今回学んだ点

■相手の動線を読んだ行動
今回の試合は、5:00のtopタワーダイブ(ガンク)と5:40のラプター争奪戦の動線を読んだうえで、その前準備を丁寧に行ったところが有利をキープした要因だと考えられる。
これらの動線が読めずにミニオンウェーブのコントロールを行った場合、タワーダイブによる大量のミニオンロストや、キンドレッド/アーリがスノーボールするきっかけになっていた。
動線が読めた理由としては、敵ジャングラーのスタート位置やマップに映った情報をしっかりと把握できていた部分が大きい。
上記については、どの試合でも活かすことが可能な部分であるため、普段のランク戦でも意識してプレイしていきたい。

■集団戦におけるミニナー状態でのポジショニング
今回ターニングポイントになる集団戦は13:00しかなかったが、ミニナーの状態で味方のマークスマンやサポートに近い位置で殴り続けることで、相手側にフォーカスを一致させられないようにしたのが大きかった。
私の場合、味方の立ち位置を瞬時に把握して的確なポジションでダメージを出すということが苦手なので、この点もあわせて意識したい。

5.最後に

私みたいな万年ダイヤ底辺の雑魚が見た場合でも、高レート帯のリプレイ動画を注意深く見ていくことで、上手いプレイヤーの上手い部分を知ることができます。
当然ながら、ミクロ面の部分では継続してプレイしないと身に付かない部分もありますが、マクロ面は意識して実践していくことで少しずつ改善することができると思ってます。
ランク戦で連敗して気持ちをリフレッシュさせたい時とかには、このようにリプレイ動画を見て参考にしてみるのも良いかもしれません。

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