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成長スピードを上げるなら、ゴール設定をクセつける

僕はシェフのマネージャーをしています。だから、打ち合わせや会食の場にほとんど同席するのですが、金言を授かることばかりです。

今日はゴール設定力についてです。

「課題を見つけるだけではなく、解決する力がなければ、プレイヤーの枠から飛び出せない」という話から、成長スピードについて、考えさせられました。

こんな時代ですから、課題発見力は重要です。

しかし、目の前の課題を見つけて改善に向けて取り組むだけでは、ゆっくり成長はできても爆発的なスピードは見込めません。

大事なことは、どこにゴールを設定するか、です。
ありたい姿を明確に置いて、そこに対してやるべきことを逆算していく。
ゴールを先に決めた方が、そこに到達するまでに何をすればいいか生産的に考えるため、トライアンドエラーから得られる経験値を増やすことができます。

今できないことを羅列(課題)
→それを改善するために何ができるのか

というアプローチではなく、

その時までにどうなっていたいのか(ゴール)
→何をどこまでにやれるようになればそれを実現することができるのか

という思考の癖が重要だというのです。

高いゴールを設定すればするほど、課題も増えます。一つずつていねいに改善していければ良いのですが、そのスピード感では最終ゴールにたどり着けない可能性がある。

例えば、

●課題
売上が低い

●アプローチ
SNS発信、リピート率向上
客単価UPのためにセット販売開始

一見真っ当なアプローチではありますが、どれくらい売上が上がるのかが不明です。ところが、ゴールを設計するとこうなります。

●ゴール
売上を2倍にする

●アプローチ
・客単価1.5倍&客数1.5倍にする

さらにゴール設定をしなければ、目の前の課題に対したアプローチにしかならないため、視野が狭くなるとも思いました。

目の前にある商品が売れたら良いのではなく、売上を2倍にするためには、新商品を開発したり、販売店を増やしたり、もしかすると全く別のビジネスをしなければならないかもしれません。

そして、自分に置き換えてもそうです。

目の前にある苦手なことを一つずつ改善していくことは、着実に前に進むことではあります。
しかし、それでは大きな成長は見込めません。

1年後、3年後、10年後にどうありたいのか。
そのために、何をするべきなのか。
ゴールが固まることで、目の前のことに対する対応意識やスピードが変わる。
そうすれば圧倒的に成長することができる。

昨日はそんな話でした。

幸せの分母を増やすためにできることをやるのが今の自分のやりたいことですし、やるべきことですが、自分が近い将来に目指すところは何なのか?については、今は明確な答えがありません。

ゴールを決めることは、覚悟を決めることかもしれません。
何かを決めきることは苦手なのですが、棚卸しして、決めていきたいと思います。

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