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やさしい文章を書きたいなら。

こんにちわ、8代目です。

去年の4月からオーナーシェフである鳥羽周作のマネージャーになり、ちょうど1年が経ちます。(8代目のマネージャーということではないです)

1年間近くにいて、僕が思うシェフのすごいところの一つは、コピーライティング力です。

#トバ語録 というハッシュタグでTwitterにまとめてますが、毎日パンチラインがすごいんです。これからnoteでも紹介しますね。

sioグループは、フレンチレストラン、ビストロ、洋食、居酒屋、すき焼き屋をやってますが、料理名もだいたいシェフが考えます。

ナポリタンを超えたナポリタン、チキントーバーライス、うちゅうドリア、HEY!バインミー、ととのうプリン、パンあんこバター、おせちらし重、グランドキャニオン、PTS。

どれも耳に残るし、シェアしたくなる言葉たちだと思います。

そういえば、4月14日に奈良でオープンした㐂つねで提供中の㐂つねすき焼き重もオープン日の朝にすき焼き重から″㐂つねすき焼き重″になりました。見た目のインパクトと相まってツイッターでもたくさん反響いただいて人気が爆発する予感があります。ぜひ奈良にお越しの際はお召し上がりください。

ちなみに、シェフは音楽も相当詳しいんです。大阪のザ・ニューワールドのプレイリストはシェフが作ってます。そしてついに、先日はSpotifyさんからラジオ出演とプレイリスト作成のお仕事がありました。このプレイリストがまたすげー良いんです。僕らも毎日聞いてます。

どうしてそんな色々なクリエイションができるのか?というと、ものごとの本質への理解が高いから、と僕は思います。本質を理解しているからこそ、コピーライティング力につながっているのではないでしょうか。

コピーライティング力は、「それはそもそも何なんだろう?」と掘り下げて、別の角度や人に視点を移し言い換えながら、発見につながるような切り口の言葉に落とし込むこと、だと思います。

そんなシェフが、本質を掴んだと思えたタイミングはどこですか?と以前聞いてみました。シェフの中でブレイクスルーのポイントは、sioがオープンして一年経った頃にスパイスの香りを使用するようになってから、だそうです。その話も今度させていただきますね。

さて、最近よくシェフが言っているのは、目盛の幅の話です。まだまだ目盛が荒い、と口酸っぱくメンバーに言っています。忙しいときにこそ目盛の細かい仕事をやりきれるか、がプロとアマの違い、と。毎日耳が痛いですが、気づかないまま過ごしていたら今以上にとんでもないKYモンスターだったんじゃないかな…と。日々気付かされる環境に感謝です。

プロとアマの違いが目盛の細かさであれば、プロと一流の違いは?という疑問にもシェフの中には答えがあります。

この記事にsioが大事にしていること、愛と想像力について書かれています。今毎日を過ごす中でどんな仕事も、愛と想像力だと痛感します。

2日前に、とある人から『相手が想像できていない自惚れの文章になっている』と言われました。おっしゃる通りすぎて、両耳が…。
さっそく今回のnoteは、ですます調にしました。

さらにそのnoteのフィードバックの現場でシェフは僕に『相手が想像できていなければそれは仕事ではない。作業だ。』と伝えました。ハッとしました。

優しい気持ちで、やさしい言葉で相手を置いていかない文章を書くには、相手がつまづかない文章にすることが大事でした。つまり、難しい言葉は使わないし、前後に繋がりのない文章は書かないことを忘れないようにすること。

これまで僕の文章は、作業も混ざっていました。読んでくださっていた皆さんに申し訳ない気持ちですが、これからはもっと良い文章を書いていきますので、よろしくお願いします。

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