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香水感想⑩(武蔵野ワークス4種)

香水にはまって数ヶ月。色々な香りをまとって気付きました。
私、強い香り好きじゃないな……?(今更)
もともと強い香りには敏感で苦手意識もあるので、甘いグルマンや派手なフローラル系は避けていたものの、ウッディばかりでは華やかさがない。
どこかに優しくふわっと香るフローラル系で、かつムスクを使っていない自然由来の香水なんてないだろうか……と探していたところ、友達から「武蔵野ワークスさんの香水、優しく香るからおすすめだよ」と教えてもらいました。

さっそく公式サイトへ飛んでみたところ、とにかく種類が多い!
気になった香りの4mlをいくつか購入してみました。

今回4種買いましたが、正直ちょっと失敗した感が強いです。これは私の選び方がへたくそだった。
武蔵野ワークスさん、香水のラベルデザインがどれもすごく可愛くて梱包も丁寧で対応も迅速で、個人的にすごく応援したいのですが、だからこそ忌憚ない意見で感想を述べます。
※あくまで個人的な感想なので、他の方は違うように感じると思います!

①摩天楼

名前のクールさとパチュリに惹かれたものの、かなり強いローズ。ずっとローズ。ローズ系つけるとめちゃくちゃ長くローズが香るんだけど、これは私の肌質なのかも。
ラストノートにはパチュリが出てきますが、それでもローズはずっと付きまとっている感じ。
摩天楼という名前のせいもあってか、24時間戦えますよ!みたいな力強さを感じた……(古い)もっとシャープなクールさを求めるなら、ヘルシンキ空港とか菖蒲の葉とかそっちかなあ。読み違えた。
個人的にはかなり女性向けだと思いました。とにかくローズが強い。

②野ばら

かわいい素朴な花を想像してしまいました(公式サイトの説明をちゃんと読みなよ!!)
トップの青さのある野原感はかなり好きだけど、ミドル以降がなぜか苦手。何の香りかは分からないけどダメだった。何だろう……これクヴォン・デ・ミニムの時にも感じた嫌悪感なので、何かの花の香りが生理的に受け付けないのかもしれない。
私はダメだったけれど、好き嫌いの出にくいフローラルな香りだと思います。

③白梅

すごい梅! 梅の花ではなく梅味のスイーツ的な何か! 公式のレビューに梅シロップとありましたが、それが一番近いかもしれない。
個人的にはこの梅の香りは大好きだけど、とにかく強く香る。武蔵野ワークスさんは優しく香る、と聞いていただけに派手さにド肝を抜かれた。手首につけたのも良くなかったのかも。
嫌いではないが、つけるのには覚悟がいる感じ。足首につけてひそやか~に香らせるのがいいかもしれない。

④サイレンス

実はこれが欲しくて武蔵野ワークスさんから購入しました。結局ウッディに落ち着く。
最初こそ穏やかな草原という感じだが、すぐにウッディに変化。山奥の廃屋の香り。ちょっと古さや埃っぽさを感じさせるので、生命力あふれた「ザ・木!!」という感じではないですね。まさに「静寂」。林の奥に忘れ去られてひっそりと佇む庵のような静けさ。
香りの強さも上記3種と違って相当穏やかに香ります。自分でも気づかないくらい。そういうところも「静寂」なのかなあ。
主張が激しくないウッディ系が好きな人にはたまらないと思います。

武蔵野ワークスさんの香水においては、公式サイトの商品説明下部に書かれている、「香水アドバイザーのささやき」がまさに的を射ていると思いました。買う前にあのコメントの存在に気付いて熟読していれば……
次は熟考の上購入させていただく所存。

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