身体あたため道・麻布十番
今日はなんか日記だ。
いやはや、私の身体は冷えやすい。
日頃から銭湯や温泉には行くほうだ。湯の中に身体を委ねると、もうここから出て行きたくなくなる。マッサージも大好きで都内をぐるぐる徘徊している。
ある日、Twitterで色んな温める場の情報を探していると麻布十番にあるTOJIという施設を見つけた。ミネラル浴という、なんともありがたい名前を見てすぐに予約をした。こういう時の自分の行動力は素敵だと思います。
私は痔の患者であり、この頃、特に尻の痛みがピークに達していた。私の尻にミネラルがなんかしらの作用をもたらすことを願った。
まずTOJIの場所は麻布十番駅近くという、私のホームである高円寺とはカラーが違いすぎるのでビビったが2分ほどで馴染むことに成功した。みんなも勇気を出してこの駅に降りてみてほしい。
店のドアを開ける。お姉さんから丁寧な説明を受ける。こういう時、なんて顔したらいいのか分からないので上品な雰囲気を出す。引き続きありがたい説明がある。
今日はミネラル浴の他にも、彫刻リンパという名前からしてむくみが取れそうなメニューも選んだ。帰る頃には造形が変わってると思いたい。
先にミネラルするということで、あたしは蒸され部屋に入って石の上で寝た。お姉さんがお腹の上に熱くなった石を静かに置いてくれた。彼女が外に出てから、さらに自分で石をお腹の上に積んでいった。限界まで積みたくなってしまって途中で崩れて諦めて目を閉じて蒸された。うーむ、尻がじんわり熱くなってきている。銭湯やサウナだとすぐに体温が上がってしまうけれど、これは我慢できる暑さ。尻をいわせてる方はぜひ体験してみてくれ。
途中で水を飲んで休憩する。うまくてゴフゴフ飲んだ。休憩室で同席した麻布十番民らしき人は丁寧にゆっくり飲んでいた。これが麻布スタイルかもしれない。数回、ミネラル浴と休憩を繰り返して私は整っていった。
彫刻リンパをこの後受けることを忘れそうになっていたが、綺麗な別室に案内されセラピストさんと対面。「これからやってくぜ」の顔をしていた。頼もしい。背肉をぐいぐい、脇腹をぐいぐい彫刻され、あぎゃ!とか言いつつ身を任せた。私は強めマッサージが好きなので、彫刻される時のやや痛い感じがグッドだった。むくみがどんどん取れて、半身ずつ軽くなった。
ミネラル浴で身体が緩んでるので、このあとのリンパマッサージは大正解であった。施術後、お姉さんと私はキリッとした顔で笑いあって終わった。
麻布十番、絶対用がない街と思っていたけどなんか大切におもてなしされる体験って素晴らしい。都内に身体を温める施設は星の数ほどあるが、どれもひとりで整うことが目的とされている。たまには贅沢もしてみて、最高のホテルに来た感じで過ごしたいぜ。
まだ私のあたため道はつづく。
思いっきり次の執筆をたのしみます