ワンオペからの脱出〜我が家の場合

今、職場が組織改変の渦中にあります。私には裁量権がないものの、理想の状態にするにはどうしたら良いか自分なりに調べ、色々書き出しながらはたと気づきました。

あれ。
今更だけど、コレって家庭の運営も一緒ではないか…

1.気づいたこと〜かつての我が家の状況〜
①最終目標である「家族が仲良く健康的に暮らす」ことよりも、目の前のタスク処理に目が向いていた
②共有と交渉の不足(裁量権がある代わりに、戦略戦術の立案から実行まで一人でやる)
③日々変化する状況とタスクのすり合わせ、修正・再構築の欠落

振り返ってみれば、ひたすら一人で爆走していたのが敗因です。
その前提として自分を縛っていたのが、良き妻、良き母、良き嫁でいたいという気持ちです。自分の中の妻・母・嫁のモデルであった実母の姿を無意識のうちに追求していたのです。

そもそも専業主婦だった実母とはリソースが違います。明らかに不可能な理想像を追いかけていました。タスク・負荷の見積が甘かったのです。
自分を過信していたわけではなく、何故か「ねばならない」思考に陥り、思考停止していました。

2. 脱ワンオぺまでの動き
⑴「良き妻良き嫁終了宣言」
①父の死後の処理で、親戚付き合いや家事育児の余裕がなくなった
②仕事が忙しくなり朝から深夜まで働かざるを得ず、家庭に時間が避けなくなった

→誰も助けてくれないうえに今にも倒れそうだったので、夫も自分事として受け止めてくれました。(薬を飲んでも2-3Hしか眠れないストレスレベル)

戦略的に動いた結果でない点が我ながら残念ですが、これをきっかけに色々変わり始めました。

⑵「困りごとの共有と目標の確認、タスクの分散」
①私はタスクの増加に困っていた
②夫は子どもの中での自分の存在感の薄さに悩んでいた
③機械化、自動化できるタスクを自分でやることをやめた
④夫が楽しく担えるタスクを洗い出し、メリットを提示して誘導した

→夫婦がそれぞれやりたいこと、持ちたい時間を確保するにはどうしたら良いか(半分脅しながら)話し合い、結果的にお互い落ち着く環境を手に入れました。

相手側に余裕がなかったのも事実だけれど、もしかしたら早い段階で交渉しておけば違ったのかもしれません。
また、「なんでもできちゃうスーパー妻」に対する憧れなんぞ、さっさと捨てるべきだったなと苦笑しました。

それでも、日本人女性はまだまだこんな理想を無意識に抱えている方が多いのではないかなと思うのです。

これから新婚生活に入る方、新たにママやパパになられる方はぜひパートナーとの対話をしっかりなさってください。

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