「POWERS#16」振り返り記事
こんにちは。ポケモンカード自主大会「POWERS」運営です。
本記事では3月23日に開催された「POWERS#16」について、ベスト8以上の構築を掲載しつつ環境考察も交えた振り返りを行っていきます。
※以下、本記事では「単体カード名」を〈〉で、「構築群」を【】で括ります。
例えば〈ギラティナVSTAR〉であれば「ギラティナVSTAR単体」を示し、【ギラティナVSTAR】であれば「構築としてのギラティナVSTAR」を示します。
また、本題に入る前にまずは「POWERS」のポイント制度について更新します。
1位:ふぁるこんさん:39.6pt
1位:かわぴさん:39.6pt
1位:こーすけさん:39.6pt
4位:こめさん:39.3pt
5位:イカタコさん:33.0pt
6位:あゆむさん:26.4pt
6位:たいしょーさん:26.4pt
6位:アンさん:26.4pt
6位:せとさん:26.4pt
6位:マリトッツォさん:26.4pt
11位:コルクさん:26.2pt
12位:ふりーじあさん:19.8pt
12位:パレオはエメラルドさん:19.8pt
12位:たいせいさん:19.8pt
12位:にわとりさん:19.8pt
16位:レーシャンさん:19.65pt
16位:東海林さん:19.65pt
18位:とむさん:18.2pt
18位:そらさん:18.2pt
18位:キタキツネさん:18.2pt
21位:かがやくタルモゴイフさん:18.1pt
22位:マリオさん:13.2pt
23位:takeoさん:13.2pt
22位:あむさん:13.2pt
22位:なべさん:13.2pt
22位:イノさん:13.2pt
22位:カロコさん:13.2pt
28位:ひじりさわさん:13.1pt
28位:こひ♪さん:13.1pt
28位:ライトニングれいさん:13.1pt
(当日の参加人数に応じて傾斜を掛けているので、大会別で比べたときに同じ順位でも異なるポイントになる場合があります)
群雄割拠際まれり、なんと「POWERSシーズン3」における4回目の大会で既に30人の名前がこの場に載ることとなりました。
単純計算4大会で各8名が決勝トーナメントに進むと32名の名前が載るわけで、被りの少なさが窺えます。
前シーズンとは真逆の様相を呈するポイントレースの行方が果たしてどのようなものになるのか楽しみです。
では、以下にて環境考察を記していきたいと思います。
・熊の襲来
※本大会は「クリムゾンヘイズ」後、「変幻の仮面」前の環境で開催されました。
事前評価としてはあまりパワーが高くない印象だった「クリムゾンヘイズ」ですが、蓋を開けてみると思ったより環境を動かすカードが多く収録されていました。
その筆頭が〈ガチグマex〉です。
「カードパワーが高い」かと言われると諸説ありますが、少なくとも「汎用性が高い」ことに間違いはないでしょう。
色拘束の無い省エネ高打点持ち故に出張性能が半端じゃありません。
特に【ロストバレット】にとっては革命的な存在と言えるでしょう。
元々早期の〈テツノカイナex〉によるごっつあんプリファイの対処には困ることが多く、しかし〈かがやくリザードン〉では〈かがやくゲッコウガ〉との両立ができない難しさを抱えていました。
そこに突如として現れた(実質)3エネ240打点、噛み合わないわけがありません。
結果、登場から早々に〈ガチグマex〉入りの【ロストバレット】は各ジムバトルおよび自主大会で結果を残すこととなり、環境上位の一角に食い込むこととなります。
そしてもうひとつの〈ガチグマex〉の就職先は【カビゴンLO】でした。
〈ピジョットex〉と〈ボタン〉を活用し、能動的にサイドを取る手段を確立させることで〈ナンジャモ〉を絡めつつそのまま殴り勝ってしまうことも可能です。
特に〈ギラティナV〉のひきさくを連打してくるようなプレイに有効で、突然前の〈ギラティナV〉とエネルギー3つを失うので〈野盗三姉妹〉などで〈ふつうのつりざお〉などがトラッシュされていた場合そのままアタッカー不在となってしまう展開をケアしなければいけなくなりました。
また、「クリムゾンヘイズ」でもうひとつ意識しなければならないカードの2枚目がこちら
〈アンフェアスタンプ〉です。
きぜつトリガー故に少し使いにくい部分もありますが、序盤に刺さったときの効果はあまりにも強烈であり、この1枚でゲームが崩壊してしまうケースもそれなりに見受けられるのではないでしょうか。
それこそ〈ウッウ〉のおとぼけスピットの返し、先攻2ターン目にこんなものが飛んできたら【ロスト軸】から見たらまず間違いなく復帰できません。
〈ペパー〉などからのサーチも可能なので、今まで【ロスト軸】が少し重かったデッキなどはエーススペック枠をこのカードにすることで擬似的な対策とすることも視野に入れても良いでしょう。
仮にケアされたとして、どのタイミングで撃ってもある程度の効果は期待できるのも良ポイントです。
(最悪リフレッシュ5ドローとして捉えてもグッズなら悪くない性能と言えます)
・当日の環境について
さて、「POWERS#16」当日の環境は以下のようになりました。
【デッキ分布】:合計数64
【リザードンex】:11
【ギラティナVSTAR】:9
【ロストバレット】:6
【パオジアンex】:7
【カビゴンLO】:5
【イダイナキバLO】:2
【レジエレキコントロール】:1
【未来バレット】:4
【古代バレット】:3
【ゲッコウガex】:3
【ルギアVSTAR】:3
【トドロクツキex+トドロクツキ】:3
【サーナイトex】:2
【アルセウスVSTAR+アローラロコンVSTAR】:2
【アルセウスVSTAR+ギラティナVSTAR】:1
【アルセウスVSTAR+グレンアルマ】:1
【ミライドンex】:1
分布としては前環境から変わらず【リザードンex】がトップシェアですが、やはり〈アンフェアスタンプ〉採用構築はそれなりに見受けられました。
【ロスト軸】を越えやすい【リザードンex】と考えると非常に強力です。
また、【ギラティナVSTAR】には〈テツノイサハex〉入りが増えました。
もちろん【リザードンex】を見ての採用ですが、そのおかげかエーススペックの枠は〈マキシマムベルト〉から離れて色々な選択肢が生まれつつあります。
それこそ〈アンフェアスタンプ〉なども、前のアタッカーをレクイエムGXで崩しやすい〈ギラティナVSTAR〉だからこそ輝くシーンは多そうです。
そんな中で上位入賞したデッキが以下の8デッキとなります。
・上位構築雑感
【ギラティナVSTAR】:2
【リザードンex】:2
【ルギアVSTAR】:2
【カビゴンLO】:1
【イダイナキバLO】:1
想像以上に【ルギアVSTAR】が勝ち残る結果となりました。
確かに〈サバイブギプス〉で〈チラチーノ〉を複数回動かせるのは強化点です。
また、【リザードンex】を見て増えた【LO系統】に対して【リザードンex】ごと全部貫通させられるのも立ち位置の良さを窺わせます。
もちろん〈サバイブギプス〉に関してはサーチができないので引くしかないですが、いざ引き込んだときの出力の高さを考えると一考の余地があるかもしれません。
・終わりに
クリムゾンヘイズ環境、最初はどうなることかと思いましたが蓋を開けてみればしっかりと環境が変化しており非常に考察のしがいがあります。
特に〈アンフェアスタンプ〉は結構悪さをしそうなカードだと思っており、「プールに存在する」だけで動きを制限させられるカードでもあるのでその辺りのケアに練度を求められることを考えると結構プレイングで差が出やすい環境と言えるかもしれません。
それでは次回、「POWERS#17」の振り返り記事にてまたお会いしましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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