【2022年上半期】今年上場した「スライド作成のお手本にしたい」スタートアップ5選
みなさんこんにちは。
資料デザインのリサーチや分析に取り組むパワーポイントのスペシャリスト、パワポ研です。
今回は、2022年上半期に上場したスタートアップ企業に焦点を当て、その中から特にスライド作成の参考にすべきだと考えられる企業を5社紹介いたします。今回ご紹介する資料は2022年1月〜6月に各社が公開している「事業計画及び成長可能性に関する事項」となります。
なお、この「事業計画及び成長可能性に関する事項」については、宝の宝庫となる可能性を秘めておりますので、別記事で詳しく解説しております。
それでは早速見ていきましょう。
ANYCOLOR
ANYCOLOR(株)は2022年6月8日に上場した、Vtube関連のサービスを手がける会社です。上場後は時価総額が持株会社であるフジテレビを超えたことや、従業員100名以上が上場の恩恵を手にしたことなどが話題になっています。
パワポのデザインに関しては、社名や事業内容から想像できるように、非常でカラフルでキャラクターなどが多く登場する性質のものとなっております。通常、色数を増やしすぎると圧迫感が強くなり視認性が低くなるのですが、同社は明度・彩度をうまく調節し、色の配置に法則性を持たせることでこの問題を上手く回避していますね。
参考URL:https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/dju06m/
モイ
モイ(株)は2022年4月27日に上場した「ツイキャス」をメインに運営する企業です。言わずもがなですが、Twitter関連サービスを運営しているため、メインカラーは「青」となっております。ただ、Twitterが水色に近い青色を採用しているのに対し、モイ社はより鮮やかな青を利用しております。基本的にはこの青のグラデーションで色のバランスを取っていますが、余白や背景画像の使い方なども参考になります。
参考URL:https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/dhb167/
サークレイス
サークレイス(株)は2022年4月12日に上場した、カスタマーサクセスプラットフォームを運営する企業です。文字が細かく並ぶスライドが続きますが、行間や余白を工夫しているため、情報量の割に視認性が高くなっているのが特徴です。また、通常はスライドの最上部にある「タイトル」を左端に持ってきているのも同社のスライドの特徴です。変則的なスライドが多いですが、一つ一つのオブジェクトの配置が非常に丁寧に計算されているため、見ていて違和感がないですね。
参考URL:https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20220411519800/
マーキュリーリアルテックイノベーター
(株)マーキュリーリアルテックイノベーターはビッグデータを用い、不動産情報プラットフォームを開発している企業です。同社のスライドの特徴はなんといっても「紫色」の使い方です。そもそも紫をメインカラーとする企業が少ない中で、同社は濃淡を交えながらほぼ紫一色で一点突破しています。地味で怪しい雰囲気が醸し出されるため、敬遠されがちな紫色ですが、かなり多様なバリエーションが登場するため、「これなら」という紫を探求するための参考になりそうですね。
参考URL:https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/ddlex8/
CaSy
(株)CaSyは2022年2月22日に上場した、家事代行等の「暮らし」に関わるサービスを提供している企業です。スライドのデザインに関しては基本的にオレンジ一色で乗り切っており、基本に忠実な印象を受けます。特に4枚目のグラフはオレンジの濃淡で3色を作り出しており、カラーコード含め参考にしていきたいですね。
参考URL:https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/ddanbh/
まとめ
いかがでしたでしょうか。上場するスタートアップ企業のスライドは、今風のデザインを採用している傾向が強く、ビジネスモデルも含め参考になるため、情報収集の効率性が非常に高いコンテンツだと言えます。今回紹介した5社以外のスライドもTwitter等で紹介しておりますので、是非ご覧ください!
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