【マネしたい】カッコいい「モノクロ」スライド4選
みなさんこんにちは。
資料デザインのリサーチや分析に取り組むパワーポイントのスペシャリスト、パワポ研です。
今回は、黒色をベースにしたパワポに焦点を当て、上場企業のIR資料から参考になりそうな抜粋して紹介していきます。カラーコードについても記載していきますので、IR資料に使われている、かつ、見栄えの良い「色」について、パワポ作成の参考になれば幸いです。
「色」については、下記のようにTwitterアカウントにおいても発信していますので、こちらもチェックしてみて下さい。
【オレンジ系列】
— パワポ研｜ビジネス×デザイン (@powerpoint_jp) March 3, 2022
色のバランスはもちろん、オブジェクトの配置に関しても非常に勉強になるスライド集です。
（Welby 通期決算説明資料）https://t.co/gV90rvrhrY pic.twitter.com/jsCl9c0dp8
HENNGE（難易度：★★☆）
同社のIR資料は、一部を除いてほぼすべての資料が、白色と黒色の濃淡だけで作成されています。むしろ無駄な色は必要ないということが、理解できるほど、完成度の高い資料となっていますので、是非、スライド全体を参照してみて下さい。
◆メインカラー：000000（棒グラフ下段）
◆サブカラー ：CCCCCC（棒グラフ上段）
ZOZO（難易度：★★☆）
ZOZO社のFY2019の資料になります。ZOZO社は、年度により資料のテイストが大きく変わる企業ですが、FY2019は、白黒基調となっています。ですので、他のスライドも、スライドの構成、配色に関して非常に参考になります。営業利益率を示すグラフの配色が、効果的に、全体の圧迫感を緩和しており、参考になります。
◆メインカラー：000000（棒グラフ）
◆サブカラー ：B4B4B4（折れ線グラフ）
スターフライヤー（難易度：★☆☆）
スターフライヤー社の資料は、パワポ作成における、基礎的なノウハウが集約された資料になっています。タイトル、メッセージ、表という構成で、行間の使い方、灰色の使用箇所（「2018年度2Q累計」）、内訳構成（「対当初計画進捗率」）における工夫が、スライド全体を見やすくしております。
何か特別なことを盛り込まなくても、完成度の高いスライドが作成可能であることがわかる資料となっています。
◆メインカラー：000000（行名、列名の背景色）
◆サブカラー ：D9D9D9（1行目1列目の背景色）
ユーザベース（難易度：★★★）
ユーザベース社のIR資料で使われている黒色は、色の三原色が完全に均等にはなっていません。（他社の資料のメインカラーコードは「000000」）スライド左部に、薄い灰色を使用しながら、棒グラフ上段の灰色は、黒色に近い落ち着いた色を採用しています。全体を通して、配色に関して、こだわりが感じられる資料になっています。使用する色の数を増やすほど、スライド作成の難易度はあがりますが、同社の資料は、そのバランスを上手く取っていると言えます。
◆メインカラー：2F2725（棒グラフ下段）
◆サブカラー①：666666（棒グラフ上段）
◆サブカラー②：1AD19E（スライド上部の緑色）
まとめ
・黒色だけでも完成度の高いスライドは作成可能である。
・一方で、見せ方の工夫なしでは、単調になってしまうため、細かなテクニックの使い方が重要。
・ワンポイントで灰色を挿入することで、全体の圧迫感は緩和できる。
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