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【マネしたい】カッコいいパワポの「ポートフォリオ」6選

みなさんこんにちは。
資料デザインのリサーチや分析に取り組むパワーポイントのスペシャリスト、パワポ研です。

今回は、パワポの「ポートフォリオ」に焦点を当て、上場企業のIR資料から参考になりそうな抜粋して紹介していきます。(パワポ研の方で難易度を三段階に設定しておりますので、各自のパワポレベルに応じてご参照ください)

以前、好評だった、「表グラフ」の解説記事はこちら。

「ポートフォリオ」という言葉は、直訳すると「紙ばさみ」「書類カバン」「ケースにいれた書類」とされます。金融用語では、有価証券をはじめとする諸々の金融資産の全容を指します。まとめると「全体とそれを構成する要素」のことを示す用語と言えるでしょう。

今回の記事では、以下に該当するものを「ポートフォリオ」として定義した上で、他の記事と同様にデザインの観点で参考になりそうなスライドを記事にしていきたいと思います。

・売上全体(全体)に対する部門別売上(要素)が見えるスライド
・サービス全体(全体)に対する顧客別(要素)の状況がわかるスライド
・対象市場全体(全体)に対する各構成市場(要素)のわかるスライド
・企業の抱える課題(全体)に対する各課題(要素)のわかるスライド

対象企業のパワポそのものが気になった場合は、Deck全体が参照できるよう、引用元のURLも記載しております。是非ご活用ください。それでは早速見ていきましょう。

Orchestra Holdings(難易度:★☆☆)

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グループの成長戦略における全体像とそれを構成する要素(事業部門別の規模)を示すスライドです。重要なポイントは、要素同士の違いがはっきりと認識できること、そして要素が全体に与える影響が可視化されていることです。配色とテキストの位置を含めて、スライド構成が非常に参考にしてみて下さい。

URL:https://ssl4.eir-parts.net/doc/6533/tdnet/1938394/00.pdf

マネーフォワード(難易度:★★☆)

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マネーフォワード社は、金融機関のお客様向けアプリ、通帳アプリなど銀行との提供サービスを一覧かしたスライドになります。スライドとしては、アプリのアイコンを列挙しているのみに感じますが、個別要素と全体像を示す際に視覚的にクリアで、わかりやすい表現方法だと思います。

URL:https://ssl4.eir-parts.net/doc/3994/ir_material_for_fiscal_ym/93576/00.pdf

Zホールディングス(難易度:★★☆)

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Zホールディングスは、グループ全体で抱える重点課題を可視化し、その中でも、重要度の高いものを円の大きさによって表現しています。一般的にバブルチャートとも呼ばれる手法ですが、配色、円の大きさ、縦軸、横軸という4次元の事象を2次元で表現できるため、使いこなすと非常に有益な方法です。

URL:https://www.z-holdings.co.jp/ja/ir/library/presentations/main/02/teaserItems2/0/linkList/0/link/jp2020q4_presentation.pdf

LITALICO(難易度:★★☆)

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LITALICO社も、今後の成長イメージをグラフ化したスライドです。同社は決算説明資料の他のスライドにおいても、配色が非常に参考になります。「強調」ではなく「同列」の配色となっているため、色では「強調」されませんが、一方で面積のみで全体に対する影響が理解できるため、読み手にとっては、理解しやすい配色となっています。

URL:https://ssl4.eir-parts.net/doc/7366/ir_material_for_fiscal_ym2/98400/00.pdf


クラウドワークス(難易度:★★☆)

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クラウドワークス社は、対象市場とその構成市場を一覧で示しています。どの市場に対して、どの程度の進捗余力があるのかが、1枚のスライドで理解できます。グラフがないため、視覚的には圧迫感がありますが、これだけの情報量をコンパクトにまとめられている点については、大いに参考にすべき表現方法であると思います。

URL:https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS80447/5cd7547e/4cc7/439e/a692/2700c3b56d0a/140120201113424339.pdf


Goodpatch(難易度:★★★)

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おなじみGoodpatch社からは、直近のクライアントから産業分野をグループ化しています。図形の形、テキストサイズ、配色、ロゴの位置まで細部へのこだわりによって、スライドの完成度が極限まで高まっています。改めて、IR資料全体を見直し、スライド構成や配色を参考にしたいですね。

URL:https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS04618/eb9a74b0/cb3b/4c34/a75a/34323bdeb0ce/20201022132748540s.pdf

まとめ

・構成要素が全体に与える影響をうまく可視化するには、多くの方法がある
・面積グラフ、バブルチャート、四角枠(枠)の組み合わせなどが有効
・注意するポイントは、何よりも「配色」

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