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【パターン分析】22社の表紙スライドを分析してみた
皆さんこんにちは。日々パワポの研究をしているパワポ研です。
今回のテーマは「表紙」スライドです。パワポはボディやメッセージといった「型」が存在し、それをカスタマイズしていくというのが基本的な作成方法なのですが、今回紹介する「表紙」やスライドの流れをコントロールする「ディバイダー」などのパーツはかなり自由にデザインが可能です。
特にスライドのトップページとなる「表紙」はdeck全体の印象を左右する重要な要素の一つであるため、以前パワポ研でも記事として取り上げました。
表紙がイマイチの場合、やっぱり中身も期待しづらいと思う方はビジネス界にも一定数います。特に、株主向けの決算報告資料では、まず社長なり喋る方が登壇して、表紙を画面に投影してプレゼンテーションを始めます。ともすると、社長が登壇するまで5分も10分も表紙が投影され続ける、ということもあるかと思います。すると待っている人は否応なしに表紙を眺め続けることになり、その印象が多少なりともその後のプレゼンの感想へと繋がるということは、少なからずあるのではないでしょうか。
その後、数多くの上場企業を分析する中で、表紙にもいくつかのパターンが存在することが分かってきたため、今回は4つの代表的な表紙のパターンを実際の企業のスライドを確認しつつ、ご紹介していこうと思います。
それでは早速見ていきましょう。
1.シンプル(文字のみ or 小さいロゴ)
まずは最もシンプルなデザインです。
基本的にはシンプルな背景に文字のみ、もしくは小さなロゴが載っているパターンです。作成の手間は最小限なのですが、文字の大きさやフォント、配置のバランスが難しく、以外と難易度が高いパターンでもあります。
名刺をデザインする時の難しさに近いようなものがあるかもしれません。
サンプルとしてご紹介するのは以下の5社です。
マネーフォワード
SHIFT
GA technologies
弁護士ドットコム
エイチーム
![](https://assets.st-note.com/img/1662863905724-ko9rLnTqHT.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1662863965110-FMIqPh7NcJ.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1662863995186-a4sRBE6pU3.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1662864051752-Cl5sYtoctS.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1662864154355-ej7VAU5mTr.png?width=800)
基本的に背景は白もしくは単色で、ロゴも目立たないサイズで挿入されていることが分かります。文字の位置は「真ん中」「左(上)」「左(真ん中)」と様々ですが、タイトルとサブタイトル(日付含む)のフォントサイズを大きく変えている部分は共通しており、この工夫が視認性を高めているといえます。
2.背景リッチ
「1.シンプル」と基本的に構成は変わりませんが、背景画像がカラフルもしくはリッチになったものが「2.背景リッチ」パターンです。何らかの模様やグラデーションなどが背景として挿入されており、表紙の世界観をぐっと豊かにしています。
サンプルとしてご紹介するのは以下の5社です。
メルカリ
ユーザーベース
ボールドア
かっこ
アシロ
![](https://assets.st-note.com/img/1662864705877-8kOrcuLWrM.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1662864552538-WPFrjje9Gl.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1662864585694-9HALfnEQFH.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1662864622306-UvYLICHfRi.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1662864760976-ElEF5EniG4.png?width=800)
3.画像リッチ
「2.背景リッチ」と比べ、主に画像の透過や組み合わせを用いてスライドのデザイン性を向上させているパターンです。上場企業の決算資料の場合はオフィス系の画像が使われることが多いですが、画像の種類よりも透過の仕方や文字色との組み合わせなどが参考になりそうです。
サンプルとしてご紹介するのは以下の4社です。
UUUM
サーキュレーション
星野リゾート・アセットマネジメント
スパイダープラス
![](https://assets.st-note.com/img/1662864500612-zHly6EQlGI.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1662865054851-FkZVx7dFSm.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1662865092079-aosBCN3RDe.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1662865109153-HhFz1Q1wjI.png?width=800)
4.ロゴ大
「1.シンプル」ではロゴの大きさが文字と同じかそれ以下だったため、表紙のメインはあくまで「文字」という印象がありましたが、今回紹介するパターンはその逆になります。つまり「ロゴ」がドーンとあって、そのサブとして文字がくるというパターンです。
サンプルとしてご紹介するのは以下の4社です。
サイバーエージェント
ラクスル
TORICO
Makuake
![](https://assets.st-note.com/img/1662865321444-TcViovu9pj.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1662865338537-oxos4xRmc8.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1662865364526-torWlXTJFa.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1662865383104-xs0qs9eni0.png?width=800)
5.オリジナルイラスト
パターン1~4はロゴや背景素材、画像があれば真似できるのですが、このパターン5だけは明らかに作成に工数を要するものであるため、参考程度にご覧ください。おそらく自社で制作したと思われるオリジナルのイラストをメインとして表紙を作っているパターンです。工数がかかっている分、与えるインパクトの大きさもかなりのものとなります。
サンプルとしてご紹介するのは以下の4社です。
Goodpatch
ヤプリ
ENECHANGE
Sansan
![](https://assets.st-note.com/img/1662865796797-spLlZsSktn.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1662865846136-NfMc3LXkmt.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1662865889621-iP6lt0lbBR.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1662865909884-tMUmiesFUz.png?width=800)
まとめ
パターン1~5で合計22社のスライドを取り上げ、解説させていただきました。表紙は他のスライドほど「型」が決まっていないものの、このようにパターン分けをしてみると、以外と似通ったデザインのもので集約できることが分かりました。当然スライドの中身や、実際のプレゼンテーションで評価が決まるため、表紙に時間をかけすぎるのは考え物ですが、最もこだわりを反映できるのがこの表紙スライドなので、これを機に既存の表紙を一度見直してみてはいかがでしょうか?本記事がその一助となれば大変嬉しいです。
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