【マネしたい】カッコいいパワポの「折れ線グラフ」スライド4選

みなさんこんにちは。
資料デザインのリサーチや分析に取り組むパワーポイントのスペシャリスト、パワポ研です。

今回は、パワポの「折れ線グラフ」スライドに焦点を当て、上場企業のIR資料から参考になるものを抜粋して紹介していきます。（パワポ研の方で難易度を三段階に設定しておりますので、各自のパワポレベルに応じてご参照ください）

以前、好評だった、「表グラフ」の解説記事はこちら。

対象企業のパワポそのものが気になった場合は、Deck全体が参照できるよう、引用元のURLも記載しております。是非ご活用ください。それでは早速見ていきましょう。

UUUM（難易度：★☆☆）

折れ線グラフのポイントは、3つです。①「線」の色、②「点」の形、③「点の説明」の位置に注意するだけで、見栄えのよいグラフになることが多いです。その意味で、UUUM社のグラフは非常に参考になります。①「線」同士の違いがはっきりとわかる色使い、②大きすぎないが明確に形の違う「点」の形、③線に被らず、グラフ全体の邪魔にもなっていない「点の説明」（69億円のような記載）が特徴的です。

URL：https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS71102/868e0d80/e555/45db/b492/85cf71c348e6/140120200713461906.pdf

ユーザーベース（難易度：★☆☆）

ユーザベース社の折れ線グラフの資料は、最近のトレンドが反映されています。太めの「線」に対して、小さなサイズの「点の説明」を記載することで、「線」の与える印象を強調しているスタイルとなっています。メッセージが「2021年の重点注力事項として解約率を低下させること」とあるので、「線」の数を1本として、解約率が上昇していることが強調されています。

URL：https://ssl4.eir-parts.net/doc/3966/ir_material_for_fiscal_ym2/95342/00.pdf

DRAFT（難易度：★★★）

DRAFT社の資料も、「点」がサイズが適切で、グラフの推移が分かりやすいバランスになっています。特徴的なのは、「点の説明」の中でも、今期の値を強調していることです。（資料右側の「36.6％」）スライド全体のメッセージと折れ線グラフ上の強調ポイントを合わせてあげることで、読み手にとっては、瞬時にスライドでの「言いたいこと」を直感的に理解できるようになります。

URL：https://ssl4.eir-parts.net/doc/5070/ir_material_for_fiscal_ym/95891/00.pdf

SMFG（難易度：★★★）

SMBCグループの資料は、Appendixから抜粋しているので、1つ1つのグラフが小さくなってしまっていますが、折れ線グラフを綺麗に見せるための技が隠されています。それは「点」の色を「白色」で統一してしまうことです。特に「線」の色が緑色で、はっきりした色を使用しているので、「点」の色を白色にすることで、スッキリした印象を与えることができ、全体のバランスも良くなります。

URL：https://www.smfg.co.jp/investor/financial/latest_statement/2020_3/2020_fy_setumei.pdf

まとめ

・①「線」の色、②「点」の形、③「点の説明」の位置に注意するだけで、見栄えのよいグラフになる

・「点の説明」は文字サイズを変えて、スライドのメッセージと合わせて強調することで、読み手は理解しやすくなる

・「点」の色は、白色で統一することで、グラフ全体のバランスを整えることが可能となる。特に「線」の色が黒色や緑色のような、はっきりした色の場合にはより有効である。

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