トランペットを始めたきっかけから今まで

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 トランペットをやってみようと思ったきっかけは、実父が亡くなった時に遺品整理をしていたら、実兄が学生時代に使用していたトランペットが小屋から出てきたことからだ。
 1980年代に購入したYTR-334Sというトランペット(写真最上段)。当時の我が家からするとかなりの高額のお買い物だったわけだが、兄は中学校3年間、高校3年間ブラスバンド部に入部し、この楽器のお世話になったわけだ。

 自分も下記の表のとおり、小学5年の時1年間だけ学校の器楽部でトランペット演奏を経験したことがある。幼少のころからエレクトーンを習っていたので、音楽にはかなり接しやすい環境であったことは間違いない。

 実父の死後、人生というものを考え直し、「人生でやり残したことがあってはいけない」と思うようになり、もう一度トランペットをやってみよう、と本気で思ったわけである。
 そして、兄から了承を得て楽器をもらい受けたのである。

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 表のとおり、42歳からのチャレンジである。

 いろんな楽器にチャレンジしてきたユーティリティープレーヤー(要はどれも「中途半端」なプレイヤー)だったが、頑張ってみたのである。

 最初はマウスピースを楽器につけて音を出そうと思ったが、まず、トランペットの管が固着したり、いろんな部分に不具合があったため、楽器のメンテナンスを行った。固着部分を解消したり、バネやら細かい部品の交換をしたり、大きな凹みを直したりして、ようやく練習する。

 しかし、1オクターブも音が出ない。
 こんなに音が出なかったっけ?

 月日の流れは残酷なものである。確かに小学生の時もうまくはなかったが、こんなに下手になっているとは。
 それから仕事のない日に、一生懸命練習することとなった。

 とにかく簡単な曲から演奏できるように頑張ってみた。
 指使いは特に難しいことはなかったので、難なくこなせたが、問題は肝心な音である。
 音がわかっていても、その音を出す唇の筋肉が全くできていなければ、何も始まらない。
 最初は泣きたくなるくらい音が出なかった。
 サックスは笛と同じで吹けばとりあえず音は出る。しかし、トランペットはそうはいかない。楽器の構造なんてものすごく簡単だが、完全に人間が楽器を操らなくてはならない。

 トランぺッターってすごい!と思うようになり、自分もあんなハイトーンを格好良く演奏できたらどんなに楽しいだろう、と思うようになり、YOUTUBEでいろんな人の演奏を見て目標にしてきた。

メイナードファーガソンというトランぺッターがいるが、この超わがままでハイレベルな演奏っぷりが自分の心に火をつけた。

 このトランペッターを理想に掲げ、いろいろ練習に励んだ。

 最初は簡単な曲をしっかり仕上げていった。
 よく言われるロングトーン、スケール等の基礎練習は全くしなかった。
 もともと音楽の基礎は嫌というほどやってきたし、しょせん趣味なので、自分の思いどおりにやってみたかったのだ。

 簡単な曲をやることがスキルアップになると信じて地道に練習を重ねていった。

 そして、どうしても辿り着きたいところがハイトーンである。
 YOUTUBEの動画を見ていても、どうしてそんなハイトーンが出せるのか?と思ってしまう。
 私は現時点(2020年6月現在)、運指表にあるHIGH Bbまでしか出せない。それも外す危険性をも伴う不安定さ。
 レパートリーも増えてきたが、超ハイトーンを出したい思いは日に日に募るばかりである。

 トランペットの熟練経験者に聞いてみたことがあるが、高音を出す秘訣は
 ● 息のスピードを上げる
 ● 低い音を地道に練習する
というものだった。
 息のスピードを上げるのはわかったが、理論がわかっていてもなかなかうまくいかない。
 低い音を地道に練習しても、間接的には影響があったかもしれないが、特に高音が出るようになったりするとは思えなかった。
 

 そんなこんなで練習を重ねて、9年目を迎えるトランペット。
 少しでも上達するように頑張るぞ!!

 やってわかったこと。
 トランペットで大事なのは唇吹き付近の筋トレかな。

https://www.youtube.com/watch?v=HaQMvrCNGAE&list=PLTpuPUT57iXUu1Z0UEuUzUhbL1uBTCKgm&index=101&t=0s

 


 


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