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EcoFlow DELTA 2 Max ライバル製品比較

この記事は、「パワーバンクス」で掲載していましたが、記事内容が古くなったため、noteに移動しました。

EcoFlow DELTA 2 Maxは本当に買いなのだろうか?"

管理人もエコフロー デルタ2を所有していますが、さらによくなったのだろうか?他社製品より良いものなのか?と疑問が湧きました。

エコフローはPR・インフルエンサーマーケティングが非常に上手なので、なおさら本質的な価値が見えにくいと感じています。「忖度なし」と言っても、意識してしまっている時点でフラットに評価するのは難しいと思います。

誰にでも、高価な製品だからこそ失敗したくないという普遍的な願望がありますよね。ここで一つ提案があります。それは、ライバル製品との比較によって、EcoFlow DELTA 2 Maxの価値を客観的に評価するというアプローチです。

この方法により、「性能・特徴から考えると比較的安価であること」「より良い製品が存在するかもしれないけれども、EcoFlowのブランドの安心感が特筆すべき優位性であること」「災害時に家族を守る重要な製品であること」を明確に理解することができます。

エコフロー デルタ2 マックスの購入を迷っている方へ詳細な比較記事をぜひご覧いただきたいと思います。

EcoFlow DELTA 2 Maxは、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用し、毎日使っても10年間性能を維持できるコストパフォーマンスに優れる製品です。また、騒音レベルが30dBと図書館よりも静かで、他社製品よりも格段に静粛性が高いことも使いやすさを向上させています。セールであれば、さらにコスパが上がり、元を取れる可能性が高まります。

EcoFlow DELTA 2 Max(エコフロー デルタ2 マックス)の特徴

この製品、DELTA 2 Maxは、既存のDELTA Maxにおけるリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの採用というアップグレードに加えて、デルタ2の新バージョンとなっています。リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの使用により、毎日頻繁に使用しても、10年間という長期にわたって性能を維持できるとされています。

DELTA 2 Maxは、X-Boost技術を利用して最大3,400Wの出力を可能とし、多様な家電製品の動作をサポートします。容量面では1,024Whのデルタ2と、3,600Whのデルタ プロの中間という位置づけとなります。

DELTA 2 Maxの導入により、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー製品ラインを全てのセグメントにわたって広げることが実現しました。DELTA 2 Maxは、2,048Whから6,144Whへと容量を3倍に拡張可能な設計であり、最大42時間にわたり冷蔵庫の稼働を支えることができます。

エクストラバッテリーの接続は最大2台まで可能で、世界最速クラスの充電も実現します。壁コンセントとソーラーパネルをデュアル充電に組み合わせることで、わずか43分で充電が完了します(注1)。

さらに、LFPバッテリーを搭載しており、3000回の完全サイクルが可能で、80%の容量まで長期間使用が可能です。これは業界平均の500回と比較しても、その6倍の耐久性を誇ります。

(注1)ソーラーインプット2400W+AC1,800Wで充電した場合。日本では不可能です。

エコフロー デルタ 2 Maxの売りは静粛性(30dB)

エコフロー デルタ 2 Maxの特徴の一つとして、その静粛性が挙げられます。

「一般的な発電機は騒音が大きいが、エコフロー デルタ 2 Maxは稼働音が30デシベルと非常に静か」という特長が強調されています。発電機の普及状況が日本とは異なる場合でも、低い騒音レベルは既存製品にはない強みといえます。

ただし、注意点として、この30デシベルの騒音レベルはACコンセントからの出力が500W以下の時に限り達成されるものです。この情報の提示方法については、利用者が十分理解できるよう改善の余地があるかもしれません。

既に発売されている「エコフロー デルタ2」は、ファンが回り始めると45デシベル程度の騒音があり、静かな部屋ではやや気になるレベルです。

しかし、エコフロー デルタ 2 Maxでは30dBまで低下するため、ほぼ無音に感じられるでしょう。他社メーカーにもここまで静粛性の高い製品はなく、大きな強みです。

無停電電源装置(UPS)ではなく、EPS(非常用電源装置)30msなので停電対応性能は高くありません。

競合製品との比較

製品の比較によって、各製品のメリットとデメリットが明確になります。同一メーカーの製品、ライバルメーカーの製品、そして一見目立たないものの際立つ特徴を持つ製品との比較を進めます。これにより、より良い製品選びの参考となることを願っています。

ポータブル電源のメジャーメーカーとして、Anker、BLUETTI、Jackeryを挙げ、これらとの比較を試みます。選定基準はバッテリー容量で、特に2,000Whクラスの製品を中心に比較を行なっていきます。

  • EcoFlow DELTA 2 Max

  • Anker 767 Portable Power Station

  • BLUETTI AC200MAX

  • Jackery ポータブル電源 2000 Plus


EcoFlow DELTA 2 Max,Anker 767 Portable Power Station,BLUETTI AC200MAX,Jackery ポータブル電源 2000 Plusの比較

Anker 767 Portable Power Stationとの比較

Anker 767 Portable Power Stationは、防災対策に特化したポータブル電源で、世界初となる窒化ガリウム(GaN)の搭載が特徴です。GaNはエネルギー変換効率が高く、そのため電力のロスを最小限に抑えられます。この結果、より長時間の電力供給が可能となりました。

GaNのもう一つの特徴は発熱の抑制で、本体や部品へのダメージを軽減します。バッテリーだけでなく約2,000個の電子部品全ての長寿命化に成功しています。特にポータブル電源の寿命に影響するコンデンサという電子部品の発熱を極限まで抑えることで、約50,000時間もの長寿命を実現しました。

防災対策を重視する方にはAnkerが適しています。アウトドアや車中泊、家庭内での移動使用を考慮する場合、エコフローがおすすめです。価格に関してはAnkerが少し高めで、カスタマーサービスもAnkerの方が良いとされています。製品寿命については実際に使ってみないと判断は難しいですが、構造から見てAnkerの方が長持ちする可能性があります。

Jackery ポータブル電源 2000 Plus

Jackery ポータブル電源 2000 Plusは、ソーラーパネル発電に特化した製品として評価されています。拡張性ではデルタ 2 マックスよりも4倍近く高くなっています。

価格も高めですが、基礎性能においてJackeryの方が優れているといえるでしょう。一方で、デルタ 2 マックスは軽量かつコンパクトで、機動力を重視したい場合におすすめです。

ALLPOWERS R2500との比較

「ALLPOWERS R2500」は、デルタ 2 マックスと同等の性能と価格帯を持っている一方、拡張性の高さが際立った特徴です。

デルタ 2 マックスの最大拡張は6,144Whに対し、R2500では最大拡張が20,000Whに達します。高出力家電、例えば停電時のエアコン使用など、長時間の利用が必要な場合、別売りバッテリーでの拡張可能な容量が大きい方がより適切でしょう。

さらに、ALLPOWERSのカスタマーサービスは質が高いと評価できます。上位モデルのR3500を日々使用していますが、完成度も高く、エコフロー製品にも負けない完成度です。

総合評価

高級感が感じられ、総合力の高い製品が欲しい場合は「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」、コンパクトなサイズを重視する場合は「EcoFlow DELTA 2 Max」、そして拡張性を最優先に考えるのであれば「ALLPOWERS R2500」がおすすめでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます♪ポータブル電源やソーラーパネルの質問やアイデアがありましたらコメント欄で教えてください!