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クモの恩返し!?

わが家には12匹の猫と1匹の犬がいます。もう毎日にぎやかです。にぎやか通り越して騒音レベルにうるさいです。集中して読書をしたいものの、同じ行を何回も読んでしまうほど、気が散ります。

ある日、家の中に大きめの蛾がどこからか入ってきて、猫たちの目にとまり、おもちゃになってしまいました。廊下に変わり果てた惨殺死体が…。
次の日、今度は足が細くて長いクモが歩いているのを見つけました。このままではまた猫たちのおもちゃにされてしまうと思い、ちょっと、いやだいぶ気持ち悪かったですが、私の腕に登らせ、そっと庭に逃がしてやりました。



「クモの恩返しとかあったりして」

少しだけそんなことを思いました。そしたらクモは立ち止まって、

「自分、そんなセコい考えで助けてくれたん?」

と語りかけてきたように思いました。

「いやいや、そんなん思ってへんよ。ちょっとしか。」

「そんなんやから自分は小粒やねん。」

「は?」

「見返りを求めてる時点で小粒。大物には程遠いわ、ほな!」

クモはさっさとどっかへ行ってしまいました。

「もっかい捕まえて猫たちの前に連れてくど!」

そう思いながら部屋に戻りました。もちろん期待などちょっとしかしていませんでしたが、クモの恩返し的なことは一切ありませんでした( ´༎ຶㅂ༎ຶ`)クソー

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