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念願の年縞博物館に行ってきた

7月13日~14日に福井県に行った。
一番の目的は、年縞博物館に行くこと。
旅行の記録として記事にしたので、解説等は少なめ。

水月湖の底にたまった地層を丁寧に数えることによって、過去の正確な時間軸を生み出したその研究内容が紹介されている博物館である。

詳細は、この本に書かれている。

博物館に展示されている水月湖の年縞の研究のことについては、学部生の時に中川教授ご本人による集中講義で聞いた。研究のワクワクが伝わってくるような熱意のあるお話で、講義後に質問しに行ったりしてワクワクを分けてもらった覚えがある。研究によって、わからないことを明らかにする楽しさを教わった。

その研究に関する博物館ができたときいて、ずっと行きたかったのだが、タイミングを逃し続けていた。
たまたま、地理好き・建築好きな友人と、行きたいという話で一致し、タイミングはここしかない!と弾丸で行くことに。チャンスはつかむもの。
ついでに、地球の歴史つながりで、恐竜博物館にも行くこととし、福井旅行が実現したのだった。

日程はこんな感じ
 12日 お互い前乗り
 13日 敦賀駅で集合、年縞博物館、うなぎ食べる、かにミュージアム、大野市で宿泊
 14日 月うさぎの里、恐竜博物館、福井駅で解散


仕事終わりに、新山口駅から新幹線に乗るという旅行スタイル。

金曜日が終わり! 旅の始まり。この時間がなんとも楽しい

翌日のためにできるだけ敦賀に近いところに宿を取った。
宿は長浜。一度泊まってみたかったコンテナハウス形のホテルを予約。フリードリンクや冷凍弁当1食サービスがあったり、チェックアウトはセルフで、気軽に利用することができた。

長浜駅前。きれいな駅
駅前通りも古びた感じはしなかった。22時過ぎでも明るい。
コンテナホテル。災害時には、現場に出動するらしい
室内も快適

翌日、梅雨の合間の晴れ。ありがたい。

道路が直角に交わった街並み。
大きな家の庭に溶岩が。どこから持ってきたのだろう。

特急しらさぎで敦賀へ。初々しい北陸新幹線の駅舎を歩く。
集合まで時間が合ったので、駅前の喫茶店で朝ご飯。ご近所のよりどころらしく、お客さんはみんな知り合いのような雰囲気だった。

ここが敦賀だ
駅前の昔ながらの喫茶でモーニング
トースト、コーヒー、ゆで卵、サラダで600円だったと思う
立派な駅舎

友人と合流し、レンタカーで年縞博物館へ!

念願の。芝生に青空が映える。
木造と鉄骨を組み合わせた建築。
噂のきれいすぎるコンクリート
45mのボーリングコアの標本が展示されている。
約7300年前に鹿児島県薩摩半島の南約50の海域にある鬼界カルデラで発生した噴火による火山灰
この噴火について研究していたので、是非見たかったもの。ここにも確かに火山灰が積もっていたのだと実感。修士で卒業して全く別分野の仕事をしているが、かつて追いかけた噴火にワクワクは尽きない

展示の中に、年縞を実際に数えてみようというものがあった。
10分ぐらいかけて250枚と結論を出したところ・・・

縞々が何枚あるか手動で数えてみた
130枚(130年)分数え損ねていた。人間の限界を感じた。
約3万年前の鹿児島県姶良カルデラの噴火による火山灰も

あとは何枚か外観の写真


気が向いたら、福井旅行記として、あらためて記事にするかもしない。

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