自己肯定感

自己肯定感を上げるって言うけど、世の中には自己肯定感を上げるどころか自己肯定感を持てない人もいる。

だから自己肯定感を上げなくても持っているだけでOKなんじゃないか?

特に学生から社会人として大人デビューする人たちには、まず自己肯定感を持たせてあげてから世の中に送り出して上げたい。

社会人基礎力とか言うけど、自己肯定感を持てない人にとっては前に踏み出すこともチームで働くことも厳しいはず。

だからまずは自己肯定感を持てるように育ててあげなきゃいけないんだ。

自己肯定感って言うと何だか「オレいけてます!」とか、「自分、自信あるんで!」的なイメージがするかも知れないが、むしろダメダメな自分に「まあ自分はこんなもんだな」とか、「自分なりには頑張ったかな?」ぐらいに思えるだけで充分な気がする。

自分を肯定するってことは何も「できている自分」だけを認めることじゃない。
「できていない自分」も含めて現状を受け入れ、その上で「今の」自分にOKを出せることなんだと思う。

人生は長い。
子供と学生しか経験していない若造が自己肯定感を持てないのは当たり前の事なんだ。

自分が還暦を越え少なくとも自己肯定感が持てるのは、様々な経験を積んでそれなりに実績を作ることができて、周りからも評価してもらえるようになったからだ。

経験も実績もない若者がいきなり自己肯定感を持てるはずがない。
だからこそ今は失敗も含めてたくさんの経験を積むこと、ささやかな実績に喜びと自信を持たせること、どんな自分に対してもOKを出せるようになる習慣を作ってあげることが大切なんだ。

日々の結果に一喜一憂しないこと。
ささやかな成功や達成を大切にすること。
自分で自分に✖️を出さないこと。
できたら⭕️、できなかったら△。
できていなくても挑戦したことに△をつける習慣を身につけること。

そして継続すること。
継続とは一度も途切れずにやり続けることではなく、
途切れたあとも投げ出さず、諦めずにもう一度積み上げていくこと。

知識や技術を身につけることは大切だけど、身につけたものを自信を持って活かせないのでは意味がない。

自分らしくいられる相手を一人でもいいから見つけること。
友人でも、恋人でも、家族でも、誰でもいい。
そこから少しずつその輪を広げていけばいい。

自分らしくいられることこそが自己肯定感の証しだから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?