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結婚しなくちゃ、子供産まなくちゃ、え?!…もう一人産まなくちゃ??【後編】

こんにちは。ぺこぽこママです。

前編に引続き…

30代に入り、「結婚しなきゃ!子供産まなきゃ!…(でも仕事も簡単にやめてたまるか!)」と、勝手にたくさんのプレッシャーに追いつめられながら。

何とか人並みに結婚し、第一子を出産。ついでに、子育てに適した穏やかな街に家を建て、新車も買い替え。フルタイム勤務で職場にも復帰。
ワンオペ育児と仕事の両立は決して楽ではなかったものの…歯を食いしばって、仕事を続け。復帰から1年後には、管理職へと昇進。

今与えられている環境で、今の自分にできることをやって、妻として、母として、いち社会人として生きている。
もうこれで、十分でしょ。
これで、ようやく誰にも何にも言われない静かな日々が間違いなくやってくると確信してました。

しかし、子供が3歳を迎えるころ…。また、予期せぬ新たなプレッシャーが。

そう、それは、「2人目産まなきゃ!きょうだい作ってあげなきゃ!」のプレッシャー。

これ、私正直、ノーマークでした。
私自身も一人っ子で、なんの不満もなく育ってきたせいか、たくさん子供が欲しい!とはまったく思ってなかったし、何より仕事もやりたかったので、すでに一人子供を無事産ませてもらっただけで十分だと思っていました。この子が私のもとに生まれてきてくれたことに感謝して、一生懸命育てようと、決めていたので。

周囲から、「そろそろ2人目は?兄弟いないと可哀そうよ。」「子供は多いほうがいいよ。早く産まないと!」等々、あたかも子供が1人っ子だと未完成だ、といわんばかりの発言をされることに…納得がいかないことも多く。

本来、子供の予定は、プライベートな話題なので、ある程度配慮があってしかるべき話のはずなのに…。1人目はすでに産んでいるという事実が、そんな配慮も無用にさせてしまうのか?「上と4歳も離れたらかわいそうよ。」とか「産めないわけじゃないんでしょ?」等、無防備に向けられる発言がずいぶんと心に突き刺さることがありました。

この2人目プレッシャーは想像以上に、じわじわと私の心を追い詰めていたようで、一時期は、多くの人が子供を連れてくる施設(休日の公園、動物園等)や子供の保育園、小児科さえも行くのが辛くなるほど…病みました。そのような場所で、長女と同じような年の子にすでに弟や妹がいたりする姿を見ただけで、「あなたは、どうして下の子を産んであげないの?」と責められているような気分になると…夫の前で泣いたこともありました。

結局、その後、長女誕生から5年を経て、予期せず次女を授かり、無事産まれてきてくれたので。この2人目プレッシャーからは、運よく解放されるに至ったのですが。

次女がいなかったら?2人目を産まなかったら?今もこのプレッシャーから逃れられず…病み続けていたのだろうか。それとも自分の決断に自信を持って力強く新たな一歩を踏み出せるようになっていただろうか。と今でも正直、答えがでません。

ただ、私は、30代の終わりとともに、このたくさんの固定観念に追い詰められた日々から、そろそろ卒業できるであろうことにようやく安堵を感じつつ。辛かったこの日々を振り返って、少なくとも私は、他人に対して、多様性を認め、個性をありのままに受け入れ、ある種の固定観念だけで言葉を投げかけるのを一切やめようと心に決めました。

難しいかもしれませんが、我が子に対しても、「女性は、結婚すべき。出産すべき。」等は、絶対に言うまいと決めています。

幸せの在り方も決め方も、いろんな形があっていい。そして、それを決めるのは、本人しかいないからです。

仕事に、生活に、そして、未来のために一番忙しく輝く年頃の女性が、つまらないプレッシャーで思い悩むことが少しでもなくなるように。30代をつい最近終えた者として願ってやみません。


今をひたむきに生きる女性のみなさん。
どうか、迷
わず、悩まず、惑わず。
そのまま自分らしい歩みをつづけてください。








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