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機械兵団の進軍注目カード

こんにちわ。
noteは滅多に書かないんですけど、気が向いたので書いてみます。

今回は、パイオニアのスピリットしか使わないプレイヤー視点での『機械兵団の進軍』注目カードです。
使用デッキが偏っているので、全体感とは異なって、あくまでも私見ですのでその点はご了承くださいまし。

いつもの注意点ですけど。「こんなカード弱い!」「使わない!」と色々ご意見を頂きますけど。
私はあくまでも現時点でこのように評価しているというだけなので、「あ、そうですか」程度の反応しかできませんので悪しからず。

§1 機械兵団の進軍直前の環境


晴れる屋HPより抜粋

晴れる屋HPのパイオニアメタゲームより。
スピリットの使用率が6.43%と3位に復権してきました。
ここ最近、スピリットの躍進が目立ってきていますけど、グルール機体が大きく数を減らした事が原因と考えています。
スピリット自体軽量除去に弱く、またサイズの大きい相手もしんどいと、弱点が多いんですけど。この2つの条件をクリアしているのが、ラクドスミッドレンジと、グルール機体だったんですよね。

ファイレクシア発売以来、ご存知の通りアトラクサ系のデッキが勢力を伸ばしてきました。奇怪な具現、新生化、魂剥ぎ…。
これらは、グルール機体に有利に動きます。そして、スピリット的にはそこまで不利じゃないという事で天敵が減った事によってスピリットが相対的に上がってきたというのが一つの理由かと思います。

また、スピリット自体もデッキを変えてきていまして…。
青白型→スカイクレイブの亡霊を全抜きして柔軟性を上げてきている。
バント型→高尚な否定の入り枚数が3枚になってきた。

というのはここ1カ月くらいの変化だと思っています。
スピリットの勝率が大きく落ちていた1~3月の間。特に数を減らしているのはバント型だと思っています。

理由としては、
① アトラクサ系のデッキでジェガンサ→アトラクサのルートが妨害できない&除去できない。
② グルール機体のスカイソブリンに触れない。

端的に考えるとこの辺でしょうか。とはいえ、この2つだけでもメタゲームから姿を消すには十分な理由だと思いますが…。

結果、バント型を使用していたプレイヤーが青白型に移行。実は青単型はそんなに入賞率も使用率も変わっていない(体感)気がしています。

§2 注目カード

さて、そんなスピリットには追い風のメタゲームとなっている中で、機械兵団の進軍が発売されました。
スピリットデッキを使っているプレイヤーの視点から注目カードを何枚かピックアップしたいと思います。


大天使エルズペス

放浪皇で十分。多分使わない。
隆盛するスピリットがいきなり最終能力を使えたりするけども、中々に条件が厳しいのと、盤面に触れないという点はスピリット的に使用がしんどい。
出てくるトークンがスピリットだったら、、、まぁ、、、。それでも、放浪皇を使うかなと思います。

救済の波涛

相手の初手思考囲いが弾ける。兄弟仲の終焉などの全体ダメージも弾ける。
シェオルドレッドの常在はライフロスなので軽減できないので注意。
普通に強いし、ラクドスに極端に弱い青白型であれば、サイドボードに3枚くらいは入ってくるかも。
但し、絶滅の契機などの全体除去は回避できないので、とんずらと枚数はにらめっこする事にはなりそう。
ラクドス側としては、スピリットへの耐性を上げる為に煤の儀式とか入れてくるまである。そうなると、最低限の枚数のカウンターは抜けない状態が続く。。。

太陽降下

頑張ってカウンターしましょう。通したら死にます。
5マナである事が脅威で、呪文捕らえで消せません。今まで無私の霊魂を置いておけば、6マナ域まで一安心だったのが、安心感が消えました。
後述しますが、ゴバカーンへの進行を置いたとしても追放は防げないので、盤面が捲られる可能性があります。調子にのって展開すると負けます。


方程式の改変

雑にサイドボードに入れられるカード。地味に赤単や白単人間にも刺さるので、ポータブルホールの枚数は見直して良いかもしれない。
現在数が減ってきているグルール機体に刺さるのはプラスポイントだけど、スカイソブリンは打ち消せないので別の方策を用意する必要あり。
緑単信心には劇的に刺さるけど、そもそも緑単信心をそこまで刺す必要があるかは謎…。
しかし、中盤戦以降の低マナ域カウンターとして優秀。メタゲーム次第ではメインの第二カウンターのポジションに入ってくるかも。

第一カウンター→霊灯の罠
第二カウンター→高尚の否定or呪文貫き


金属の徒党の種子鮫

勿論、スピリット側で使う訳じゃないんですけど、出された時に結構困る事になりそう。何といってもタフネス4を越えられないし、ポータブルホールでも除去れない。前述した方程式の改変でもカウンター不可。
出されたらコンバットトリックを駆使しましょう。
今の所はテゼレットと使うプランが研究されているけど、メタゲームに入ってくると非常に厄介なカードであるのは間違いないので、これが入ってくる時は、サイドボードにスカイクレイブの亡霊が復活してくるだろうなと。


石術の連射

1マナ軽くなった代わりにソーサリーになった丸焼き。
本体にも飛ぶようになったので無駄になり辛くなったので今後はちょこちょこ見る事になりそう。
ラクドスの致命的な一押しに加えて、流弾、丸焼きに石術の連射と必要な単体除去は揃ったので、今後更にしんどい事になるでしょうね。

エラントとジアーダ

今まで呪文捕らえを2/3瞬速としてプレイしていた枠をコイツで埋められるようになる。
スピリット自体は全て飛んでいるので、ライブラリートップから直接プレイできる上、これ自体も瞬速を持っているので、2枚~3枚程度は入ってくるんじゃなかろうかと予想してます。
鎖鳴らしが定着している状態でエラントとジアーダが出ると宇宙。
ただ、コイツが入る場合、抜けるのは天穹の鷲。そうすると、こいつは2/3以上に育たないというジレンマも。
スピリットに入れるかどうかは別として、瞬速を持っていればクリーチャーである必要はないので、ライブラリートップから放浪皇が飛んでくる可能性も…。
スピリットというよりは、青白フラッシュみたいなデッキを組もうとすれば、採用候補として非常に優秀。
類似カードとして、墓所の照光者がいるけども、やはりフラッシュがついているかどうかは差があるけど、照光者は墓地対策もできるので、どちらを採用するかはメタゲーム次第。結論としては、2軍くらいの立ち位置に落ち着きそう。


ゴバカーンへの侵攻

今回の注目カード「バトル」からはゴバカーンへの侵攻が普通に入ってきそう。しかし、メインボードでの余地はないかな?
2T目に置くムーブは多分弱い。3T目もしくは先手4T目に置けると強い。
裏返らすのはスピリットであればそんなに難しくはないので、あとは戦線の維持が出来ればそのまま押し切れそう。
競合になってくるのは、今年に入ってからサイドに採用されてきているトカシアの歓待や婚礼の発表。
五分以上の盤面でないと全く役に立たないので、とりあえず置いておくというようなプレイングは要注意。出すだけ出したけど、アドバンテージが何も得られませんでしたー!とか普通に起こりうる。

§3 まとめ

という事で簡単にまとめてみました。
今回"も"スピリットという種族で新戦力はありませんけど、流用できそうなカードはいくつか出てきていますので、若干のアップデートは出来そう。
特にサイドボードに入りそうなカードが増えてきているので、対応力自体は上がってきそうですけど、ラクドス不利の状況は変わりそうにありませんね。
スピリット単体で勝ち上がってティアー1を取るというよりも、苦手な相手がつぶし合った結果、漁夫の利的に上がっていく事が多いアーキタイプなので、環境分析は続けていきたいなとは思います。



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