見出し画像

aho-dance

二〇一六年十二月二十二日木曜日

雨と曇りと

お裾分けをしに行こうと外に出ると熱風。南から風が吹く。春と夏のあいだのようななまぬるさのなかに、さくっとしたふゆのきもちよさが見え隠れ。チラ見せされた夏、恋しく思う。

夜、ねむる前ひとりパソコンをひらきキーボードをたたく。文字を打つ。電気の消された向こう側は、おもちゃかごからおもちゃ、本棚から本がはみ出て散・散・散。
おもちゃかごへおもちゃを、本棚に本をもどす。
さあ、お好きなようにしやしゃんせ。
整えているようでそれはショーを促す段取りのよう。秩序を乱すアフォーダンス。
わかっていても、トントトンと整える。
トントトン、トントトン。
それは0までしか行けない行為でも、どこにいるのか確かめて戻ってこられる方法だから。

ひさしぶりに、お風呂にて本を読めた。
『ココアどこ わたしはゴマだれ』高山さんとスイセイさんの会話を読んでいると、とじている部分がひらいてゆく感覚がある。スイセイさんの言葉を借りるとしたら、 (押し入れ)の部分というのかな。
読んですぐに、書きたい言葉が浮かんだんだけどなあ。どっか行ってしまったな。

夜ごはんは、帆立のお刺身、帆立のひものバター醤油焼き、ほっけ、いくら、とろろ、いとこ煮、かぼちゃの煮つけ (あいこちゃんより)、ごはん。
母サンタより、札幌の市場からやって来た魚介三昧な夜でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?