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あかり from here

二〇一六年十二月二十一日水曜日

晴れ あたたか

柚子湯、いとこ煮。積極的に参加する行事ベスト3のひとつ、冬至。(七草、節分があと2つ)陰のはじっこ。ひるがえって陽。

冬至は晴れやかなきもちになる。あしたからは日がのびてゆく。あけてゆく。どんづまりの先へ。あけましておめでとうは、きょうにもお似合い。

帽さんは、南瓜煮に、小豆煮をかけてたべるいとこ煮というものを冬至にたべてきたと言う。長野の風習なのかしら。わたしが知らないだけだったのかしら。
ある冬至の日、帽さんはそれをつくって食べさせてくれた。しょっぱいあまいしょっぱい。のこった小豆をすすすっとすすってまたあまい。ほくほくとほくほくのかさなる煮物は、おいしかった。

一年前は、退院してお家一日目。帽さんは仕事だった。あさこさんと耕くんが来てくれた日。あの二人が来てくれて救われたなあ。心細さとやるせなさというのかな、そういったものでいつだって泣けそうだった。
二人がやって来てくれて、よろこびしかないあさこさんの表情と耕くんのじんわりしたすこし頼りない笑みと、二人といるわたしになれたことでグワングワンの波はひいていった。ほんとうに救われた。思い出して、二人にメールをした。

ぽっかぽかの春の日のようなきょう。ほんとうは、高山なおみさんのえほん『たべたあい』の原画展へ行こうと思っていた。のんさんがすこし公園で遊んでから行こうと過ごしていたら一時間。こんなにいい天気じゃ、展示に行くんじゃないなーと予定変更。公園で過ごして、ゆったりしたきもちで小豆を煮ることにした。

宇多丸さんのウィークエンドシャッフルを聞く。タイムフリーよ、ありがとう。
SMAPリミックスのよさよ。ぎりぎりまで聞いていたくて、いつまでも出発できなかった。音源化希望である。

夜ごはんは、レタスとわかめのサラダ、いとこ煮、給食のカレーライス。

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