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6B鉛筆でかいたやわらかい輪郭

二〇一六年十一月二十七日日曜日

晴れのち曇りのち雨

いつのまにか二度寝をしていた。この土日は、のんさんが目覚めたころ起きているのにいつのまにか眠っていて、帽さんとのんさんが朝食をたべおえたころ受けとって授乳をしながらそのまままた眠る、をしていた。起きたころには、帽さんは仕事へ出発していた。このごろ(わたしのなかで)流行っている化粧をして、床掃除をして、おひるごはんの準備をして授乳。よきタイミングであのこは、やって来た。6Bあたりの先がまあるくなった鉛筆でほんわりと描いたような、いつもより輪郭がやわらかいあのこが玄関をひらくと歩いてきた。いつも、(ああ、いいなあ。)というものを身に纏っている。好みが似ているということもあるけれど、じぶんにぴたりと来るしっくりとともにきもちよくいられるものをひとつひとつよく選んでいるのがわかる。そして、それはとてもよく似合っている。だいすきな友人のひとり。

話しながら、じぶんのなかにいるうまいこと言葉にならない、通称(もももん)が形を現していく。

それがとてもささいなことだとしても、無下な行動にちくりとして、かなしくなったり、一瞬の笑みにふわあっとしあわせをかんじてその日のビールが格別においしかったり。それはめまぐるしくて、不器用で、誠実。ポップにユーモアをわすれずに、ぽんっと一石投じられたら。その波紋をどこまで響かせられるかしら。

話したあとに、ひさびさにぼんやりを手書きでかくときもちよくするりと正直な言葉が出てくる。のんさんが起きて、とちゅうになってしまったけれど、ああきもちのよい時間だった。


夜ごはんは、ミートソーススパゲッティー、生のりごはん。

帽さんのつくるごはん、ああおいしい。ごはんをたべながら、スイッチのはいったわたしは(もももん)の前向きなたのしい解決策をどうしたらいいもんかと帽さんに投げかける。帽さんはきのうとしくんと話したことで思い出した根っこの話をしたり。それらは、すべてつながっていて、いつもどおりといえばいつもどおりの会話をした。眠くて文章がほわわわわ。

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