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柚子のある冬支度
二〇一六年十一月二十三日水曜日
曇り
帽さんのしたいことは、本棚の整理。わたしのしたいことは、柚子ジャムと柚子味噌と金柑黒糖煮をつくること。ということでおうちでのんびりと過ごす。のんさんは目覚めて、帽さんをぼうっとみつめて、ああ帽さんがいるとうれしそうにわたしに目で喋った。
るんるんのんさんは、お昼寝もせずにるんるん。柚子の皮、ふさ、果汁と種をわけて、皮やふさを刻む。地道で時間のかかる作業を途中でやめることなくつづけられることがうれしくなって、噛みしめるように大事にゆっくり刻んだ。ジャムや煮豆づくりって気が合うみたい。
夜ごはんは、大根と人参と手羽元の煮物、ロールキャベツ、ごはん。
たまきさんの引き出物でいただいたバームクーヘンをおいしくいただいた。はあ、おいしかった。
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