Z級生き恥録10月中旬:精神科は企業勤め人に優しくない

仕事に就いて早2ヶ月。気候に関係なく酷い頭痛に朝から晩まで悩まされて、急遽今まで通っていた精神科に加えて最近別のクリニックも受診するようになった。地域でもかなり評判が良い所で、特に悩んでいる症状を相談すればほぼ必ず処方してくれた薬で改善されるという夢のような病院だ。予約なしで「助けてください、このままでは自分はまともに働くこともできないです」押しかけ泣きついた結果、処方された漢方薬で2,3日で頭痛がなくなった。今まで漢方が効いた試しがなかったので漢方薬の認識を改める機会になった。

ただネックなのがこのNEW精神科、3週ごとの定期受診を要求してくるくのに曜日と時間は毎回固定をされる。自分に与えられた診察予約は「金曜午後3時」だ。本当は土曜日が良かったが、予約が満員で土曜日は完全に新規受付をしていないのでヤケクソになって「別にいつでも良いです」と答えてしまったが、受信枠を決めたら最後、それ以外の曜日ではほぼ受診不可能になる。
一応多少の時間の融通は聞いてくれるが、それでも午後診の受付終了が18時なので、17時過ぎ上がりで通勤1時間半の企業勤め人(きぎょうつとめびと)にとっては苦しい。
入社して間もないので有給はもちろんないし、仕方なく欠勤にしてもらうにしても3週間に1回は流石に引け目を感じる。もちろん今まで通っていた病院にも2カ月に1回は行かないといけないのでどうにもならない。


元々通っていた病院ですら平日朝しか外来は受け付けていないので非常にシビアだが、受付さえ済ませれば誰でも診察を受けられるのは優しい方だ。
他のクリニックだとどこも新規受付が断られるのが現状だ。既存患者の予約でいっぱいでこれ以上は受け入れられないとのこと。今回自分が運良くNEW精神科を受診できたのも、家族がそこのお世話になっていたからなので「近場」かつ「評判が良い」クリニックを探すとなると相当な時間が必要になる。
諦めて大阪市まで出て病院を探すしかないのだろうか。また紹介状を書いてもらって、受け入れてもらえるところを探して、初診用問診票を書いて、さらにまた自分が発病した苦い思い出を半泣きで説明しなければならないのか。転院はもう3回しているからこれ以上面倒な手間を取りたくない。だから新しい病院を探すのも嫌だ。
精神科は労働者に優しくない。

◆追記:2022.10.15
NEW精神科に通院することがどう考えても困難なので、漢方だけ処方してもらえることになった。有難い。これで自分も少しだけ健常者のように、しばらくの間は働き続けることができるかもしれない。

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