2022年01月に読んだ本



 今年一年かけてたくさんの本に出会えますように。
 の、初っ端からあまり読んでいないという。幸先があまりよろしくないです。


*1月に読んだ本

うる星やつら(文庫版1巻から3巻)
/高橋留美子

 実は最初からちゃんと読んだことがありませんでした。古い話になりますが、らんま世代で初めて買ってもらった本がらんま1/2の7巻で、同じ頃に買ってもらったのがうる星やつらのコミックス版6巻でした。その頃に読んだイメージの「少し怖いな」が根深く残っていて(アニメは好きでしたが、子供の頃はやはり怖かった上に映画版しか観ていない)、だいーぶ昔に購入した文庫版の1巻を読みました。あたるのお父さんが地球を犠牲にして地球脱走を謀る話が好きです。
 2巻の好きなエピソードは「君去りし後」です。「ダーリンを好きな女なんてみんなどこかおかしいっちゃ」というラムちゃんの名セリフとその後のあたるの展開。胸がぎゅんぎゅんします。
 3巻の最後のほうに前述した6巻の最初のほうが収録されています。新しい担任の先生の話とか意味のわからぬまま読んでいたなあ。
 手袋を投げつけると決闘の申し込みになる、というのはうる星やつらで知った情報でした。
 文庫版最終巻の18巻までどんな話が繰り広げられるのか、とても楽しみです。


神食の料理人(1巻)
/鈴木小波

 ずっと気になり続けている同作者様の「ホクサイと飯さえあれば」はさておいて今作、神食(かじき)の料理人。
 主人公である見習い料理人・十八(とおや)の相棒が太刀から作られた包丁というのもイカしています。
 バトルグルメ漫画というジャンルは初でしたが、神食モウカザメの心臓めちゃくちゃ食べたいし、神食金目のお茶漬けもマダコ天のぶっかけうどんも美味しそうでした。十八がどのように成長していくのか、幼馴染のイザはどうなるのか、これからどんな料理が出てくるのか、全てが楽しみです。グルメ活劇していて良いですね。


ざんげ飯(3巻)
/こだまはつみ

 イチャイチャしているのがこの漫画のデフォルトな気がしてきたのでそれ込みで楽しみます。仲良きことは美しき哉です。
 3巻もどれも美味しそうなんですけど、今家にあるものでできそうなものが微妙になくて残念です。作ることができそうなのはフルーツ大福くらいかな?
 個人的には26皿目のリコッタチーズを作ってホエイでホットケーキを作りたいです。もちもちしていて美味しいんですよね。ホエイで割る飲み物も美味しいし。ホエイだけ売って欲しい。あるのかな(※)。でも需要はさほど多くないだろうから難しそうだ。
 リコッタチーズは脂肪分が少ないので使う場面が少なくて厳しいです。上手い活用法があったらじゃんじゃん作りたいです。

※)プロテインとしてのホエイは販売されていましたが、ホエイの液体そのものというものは発見できませんでした。


ひとりでしにたい(1巻から2巻)
/カレー沢薫・原案協力:ドネリー美咲

 タイトルがもうパワーワードですよね。本屋さんに直では予約しにくい(自意識過剰)。
 終活が気になる世代だし、孤独死をするタイプであろう私にシンデレラフィットしてしまう漫画でした。
 主人公の鳴海さんはマンションを買えたのでまだ良いほうなのでは……人の悩みはそれぞれなので「良いほう」なんていうものはないけれども。
 私も家に眠っている大量の書籍(と特典の紙類)と過去に買い揃えたオタクグッズをどうにかしなければ。ナスダくんのいうように今は本たちは希望であり潤いなのでいますぐどうにかできるものでもないですけど。
 理想の死に際というのも興味深かったです。看取られてしにたいけれども難しいところですね。
 2巻の最後のほうで鳴海さんのお母さんが……!? というところで続きは3巻へ。
 3巻を購入していないのに4巻を予約しています。可及的速やかに入手したい所存です。


きのう何食べた?(1巻から3巻)/よしながふみ

 ずっと書棚の肥やしになっていたけど再現飯で夕食を食いつなごうというオフラインひとり企画のため読み直しをすることに。1巻1話目の「鮭とごぼうの炊き込みごはん」の美味しそう加減はさすが(実際作ってみて美味しかったです)。
 酸辣湯とあんかけ炒飯もがっつり系ですが美味しそうです。今年はもうできませんが栗きんとんのトースト乗せもやってみたいですね。栗きんとんって甘すぎて苦手なんですが(だから貧しいのか?)このやり方だと美味しく食べられそうです。
 ストーリー的には夏が長めというか夏のエピソードと料理が多い気がします。冬のストーリーが来た! と思ったらもう春、すぐに夏になってしまう。3巻以降は実は本当に寝かせたままだったのでどんなストーリーとレシピが待っているのか楽しみです。
 ゲイカップル……ではないけど独り者になるであろう自分のことを考えると身につまされるストーリー展開です。


おいピータン!!(5巻から7巻)
/伊藤理佐

 5巻は再読です。大森さんのささやかな「うなぎのぼり」は可愛くてつい頬が緩んでしまう。渡辺さんのもやしの「うなぎのぼり」も好きです。
 残り物ごはんの出前ラーメンのつゆを使ってのリゾットは魅惑のメニューです。スープって太るし体にも良くないから涙をのんで捨ててしまいがちだけど美味しいよね!! それを使ってリゾットだなんて絶対に美味しいに決まっている。ゴルゴンゾーラスパゲッティの残り物でオムスパゲッティも美味しそう。
 最終的に大森さんの目論見が渡辺さんにバレて「残り物料理って仲が良くないと作れないんだよー」と諭されるところも好きです。
 大森さんの仕事先の後輩(かな?)の女の子・マユの三人家族(お母さんが「太陽光はタダ」の家族)のエピソードで、お母さんが風邪をひいてしまってお父さんと娘がうきうきしながら普段食べられないものを選んで食べて、それがお母さんにバレて「普段の食事がちゃんとしているからそういうものが美味しいんですよー!!」と怒られる話が最もすぎて大好きです。今のところおいピータン!!で一二を争うほど好きかも。
 おいおいピータン!!も早く読みたいです。


渡る世間はオヤジばかり
/伊藤理佐

 現在放送中のドラマ「おいハンサム!!」の原作の一つで伊藤家のモデルとなっている作品。今作での主人公も名前は美香で、お姉さんは一人で名前は由美、子供が二人います。旦那さんとのけんかはしょっちゅうだけどさほど修羅場という感じではない、と思う。
 美香は今の恋人と結婚したいけどお父さんが許してくれない、の攻防戦。恋人氏のお母さんが強くて優しかった。
 ドラマに関わってくるのかな? と思ったのでななめ読みしてしまってあまり内容を覚えていません。ドラマを最終回まで観てまた改めて読もうと思います。


ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん(1巻から4巻)
/漫画:逆木ルミヲ 原作:恵ノ島すず キャラクター原案:えいひ

 1巻から3巻までは再読です。リーゼロッテがヒロインなのか? フィーネなのか? 小林さんなのか? と、三人三様の恋愛模様を読むことができて、しかも全員かわいいのでこれはお得なのでは。
 4巻の帯に「アニメ化企画進行中」と書いてあったのを買って表紙など確認せずすぐに本棚に仕舞ったので読んだ日に知りました。企画進行中なので決定ではないのだろうけれどアニメ化されたら嬉しいなあ。
 リーゼロッテの母親がなかなか強烈だけど素敵でした。リーゼロッテは反面教師にしてしまったのかなあ。でもフィーネへの態度は似ていないようでいて母親と通ずるものを感じる。
 原作小説も2巻の途中なので読みたい……けど漫画で内容を知りたい気もしてなかなか読めない。いえ、読んでみせます。女子三人かわいくて強く、男子三人もヘタレ格好良くて好きです。


逃げ上手の若君(4巻)
/松井優征

 やっと読めました。保科郎党の面倒臭さ加減とそれに付き合う弧次郎が優しい。保科さんは生き延び上手になってなにより。
 鯛のエピソードがとても優しい&大変で逃若党の仲の良さが温かかった。
 最後のほうのエピソードは「脳筋にはなるな」的な精神を鍛える修行? というところで次巻へ続く……。読み終えてしまうのが惜しいです。
 巻を追うごとに面白くなって行くので常に進化する漫画だと思って読んでいます。
 鎧などは3Dデジタルデータだそうですが、狂いのない(きれいな)線の鎧は情報量が多くて読んでいて興奮が増します。もちろん少し狂い(迷い)がある手描き線も好きですが週刊連載であの量の線を一本一本引くのは苦行だと思うので3Dデジタルデータと作るかたさすが! と五体投地の思いでいっぱいです。
 次巻も楽しみです。


 1月に読んだ本は再読、カウントのみのものも含めて22冊でした。
 少なめですね。一ヶ月通してほぼブログばかり書いていたものなー。
 アウトプットばかりしていたので2月はもう少しインプットして参ります。
 最近購入した本では「大上さん、だだ漏れです。」と「ホクサイと飯さえあれば」を楽しみに温めています。
 30冊の牙城は……今月中には一冊くらい……がんばります。ノリが独特なので読むのに勇気が要ります。




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