プラチナ センチュリー #3776という万年筆

プラチナ #3776 センチュリーは凡そ人に勧めることの出来る万年筆だ。

書き味は申し分ない。ニブは固めだが、ボールペンに慣れて筆圧の高い現代人が使うには良いだろう。

また、デザインもいい。パイロットのカスタム74みたいな仏壇みたいなデザインではなく、カラバリも豊富で、富士五湖をモチーフにしたユニークなデザインのものもあり、地味さはない。

しかし一点、いただけない点は、コンバーターが壊れるという点だ。#3776を買った際、コンバーターを2本買った。２本も買った理由は、よく壊れるというレビューがあり、保険のため。しかし使ってみると、ピストンを下ろしてインクを吸うべくピストンを上げようとすると上がらないのである。ピストンが下がったままになってしまったのである。まだ1本あるしいけるやろなんて思っていたが、2本目のコンバーターも同じ症状により使用1回目にして壊れてしまった。最悪である。カートリッジで使うのは嫌だったため、パイロットのコンバーターを流用した。

パイロットのコンバーター CON-50に、プラチナのカートリッジの口の部分を切り取ってはめ込んだのである。こうすることで、無事に使うことが出来たのだが、プラチナはコンバーターの信頼性は良くないなという印象。

しかし個体差はあるだろうし、たまたま運が悪かったということもあるはずだ。

総じていえば#3776はいい万年筆と言える。