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誰の参考にもならないかもしれないのんびりゆるふわ受験生の合格体験記

受験生のためになれば、とnoteを書き始めたものの、業務に追われて気付けば転職までしておりました。
お久しぶりです、かりんちゃんです。
前回からかなり間が開いているのですが、幸いにも今だにいいねやリツイートをいただいていて、誰かの一助になっているのかなと嬉しく思うと同時に申し訳ない気持ちになっていました。
とはいえ、合格からだいぶ経ってしまいましたので、有益な試験のお話はもうできる気がしません。
そこで、まだきちんとお話ししたことはないであろう、タイトル通りのお話をしようと思います。

のんびりゆるふわ受験生だった私

司法試験に限らずですが、受験生活は短い方が経済的にも精神衛生的にも良いのだと思います。
実際、そういう言説が多いですし、そうなのでしょう。
しかし、私はというと、早く受かりたいという気持ちも、上位で受かりたいという気持ちもあまりなかったので、ローでもだいぶ浮いていたように思います。
とはいえ、小さなローで合格者も少なかったので「何が何でも合格するぞ」とか「合格しないと恥ずかしい」とかはあまりなく、全体的にのんびりはしていたと思います。
たまに変な気合いの入った人はいましたが、方向性がおかしかったので方々に迷惑をかけていたと思います(しかも終ぞ合格しなかった)。
そんな中でもあまり合格に対する気合の足りない奴と思われていたと思います。

そして本当に、受かっても受からなくてもいいやと思っていました。
というと語弊がありますが(受かりたいとは思ってましたよ、流石に)、受からなかったらこども英会話教室の先生でもやるかなと思っていました。
勿論、これは経済的に両親になんとかしてもらっていたから言えるわけで、万人に共通とは思っていませんし、両親には大変感謝しております。
でもこのくらいの心構えが良かったのかもなとも思うわけです。
のんびりゆるふわ受験生の生活はこんな感じです。

  • 自習室では9時17時で過ごす

  • 帰ってからは勉強しない

  • 土日も勉強しない

  • とにかくたくさん寝る

  • 勿論友達ともジャンジャン遊びに行く

見返すとかなり生ぬるいですね。
こんなんでよく受かったなって思いますか?
私も思います。

のんびりゆるふわ受験生の合格

こんなでしたので、ストレートに首席で卒業しましたが、合格まで3回も受験しました。
5年5回ではありますが、私の中で何となく○歳までに受かんなかったらやめよっかな〜と思う年齢になる年に受かりました。
これまでnoteに何書いたか忘れたので改めて書きますが、私の3回の受験成績は散々です。
1回目は短答不合格(首席で卒業したくせにね!)
2回目は論文不合格(Fばかり)
そして3回目で受かるわけですが、これもまた酷い。
短答が大の苦手な私は、短答で2000番台でした。
2000番台ということはどういうことかというと、合格者数1500人から500人も溢れているということです。
論文の比重が大きいので、それだけで全てが決まるものではありませんが、順位を見た一瞬はまずいかな?と思いました。
でも一瞬です。そういう性格なので。
論文は少しだけ自信がありました。
何故なら、私が合格したのは平成30年。
勘の良い人ならわかるかもしれませんが、憲法と刑法の傾向がいきなり変わった年です。
私自身の出来が良かったとは思いませんでしたが、きっと繊細な人が結構な割合でこけたんじゃないかなと思いました(性格の悪さが滲み出てしまいました)。
まぁもう少し真面目な話をすると、のんびりしながらもちゃんと勉強してきていて、これで落ちたら何やればいいかな?という感じだったというのもあります。
そんなわけで、無事合格したわけですが、これは何度か言ってると思いますが1000番台での合格でした。
成績は全然覚えていないのですが、公法系がBとC、民事系は商法がAで民訴がE、民法はBだったかな?
ここまでひどいものでしょう。
3回目も落ちてもおかしくなかったかもしれません。
お気付きとは思いますが、刑事系が両方Aだったのです。
しかも160点くらい取ったのだったか、順位的には15位くらいだったのです。
これが元々刑事系が得意というならわかります。
大の苦手だったのです。
大好きなのに点が取れなかったのです。
それがこんな結果になり、刑事系に救われて最終合格を果たしたのです。

何が言いたいかというと…

ここまで読んでくださりありがとうございます。
私が如何にポンコツのんびりゆるふわ受験生で運に助けられたまぐれ合格者かお分かりいただけたかと思います。
しかし、こんな私でも弁護士として日々お仕事しています。
受かってしまえばこっちのものなのです。
どんな経緯を経て、どんな勉強方法をして、どれだけ時間をかけて、どんな受かり方をしたかなんて全然関係ありません。
私は刑事系に助けられて、というか刑事系が跳ねたという一事をもって合格したも同然ですが、そんな恩も忘れてインハウスです(刑事は研修でやった数件のみです)。
なので、もしこれを読まれた貴方が経歴や勉強方法やなかなか勉強時間が取れないことや周りの声で悩まれていたとしても、そんなことは気にせずどうかやり抜いてほしいです。
真摯に向き合っていれば、苦手科目が颯爽と助けてくれるかもしれません。
上手くいかないなと悩まれている方や、発表待ちでモヤモヤしてる方の一助になると幸いです。

最後に余談ですが

もっと恥ずかしい話をしますが、私は初めての答練(憲法)で13点でした。
経済的自由の話なのに、わからなかったので無理やり表現の自由で書いたのです。
「こんなことを書いたのは貴方しかいないので、どのように採点したら良いかわからない」と書かれました。
それでも一生懸命拾って13点もくれた採点者の方には大変申し訳ない気持ちです。
採点者の方も大変ですよね…

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