コロコロナ よし子さんの話 その7


発病から7日目(発病した日をゼロ日とするので、発病6日目)

朝、のどの痛みはほぼ消えていました。熱は36.5度です。
声を出してみました。かすれています。声を出すのに力がいりました。なにかの拍子に咳がでて、止まりにくいです。鼻汁は出ません。この日は、ずっと36.9度台までしか熱は出ませんでした。今日を症状が消えた最初の日、として良さそうでした。 基本的には症状が消えてから1日たったら出勤です。今日、夕方になっても症状がでなければ、明日から仕事です。1週間やすむ病気だな、と思いました。 よし子さんは、コロナの抗原検査をしてみました。まだ、陽性反応がでます。おそらく、2週間は出るでしょう。ですから、マスクはせねばならないし、食事は別にとったほうがよさそうです。症状が消える、というのは解熱薬をまったくのまないときのことです。

友達にも、コロナにかかった、休んでいる、と言いました。自分がコロナだ、コロナにかかった、といいにくいのはなぜなのでしょう。あなたからうつされた、といわれるのが嫌だから? だれもよりつかなくなる? コロナにかかったことを認めたくない人もいる。
だから、検査もしない。解熱薬をのんで、熱を下げて、無理をして、ふつうに仕事をする。
抗体保有率をあげないと、という人もいる。淘汰だ、という人もいる。
でも、コロナって普通の風邪ではないよ。よし子さんは身にしみて思います。 だれが、どんなふうに重症化するか、後遺症が残るか、それは予想できない。体力があると思っている人も、症状が重くなることもあるよ。

よし子さんは、またお茶をのみながら、今日もラジオをききます。


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