コロコロナ　とし子さんの話　その３

発病から３日目（症状が出た日をゼロ日とするので、２日目）

朝、目が覚めるとまず、つばを飲み込んでみて、同じように痛いので絶望したよし子さんです。熱をはかってみました。すると、３７．８度。はじめて３７度の文字が見えてきたのです。まくらもとの水を飲んでみます。飲むときに、涙が出るくらいのどが痛いですが、水分はとらねばなりません。朝ごはんを食べようと、食卓につきます。食事をしたり、食器をあらったりすると、やはり３８度になります。
しかし、熱はほんの少しずつ、下がってきている。それは細い、細い希望でした。つらいのはのどの痛みです。午後になり、夕方となると、熱はやはり３８．５度近くなり、そしてのどがつまるように痛くなるのです。この夜は、アセトアミノフェンを飲んでも痛みが治まりませんでした。のどがつまるのではないか、そう思うととても不安になるのです。
よし子さんは、ここで、腰痛のときに買っておいたロキソニンを飲みました。効いてほしい。
効かなかったら、窒息するかもしれない。よし子さんは本当にそう思ったのです。
ロキソニンは効いてくれました。少なくとも、のどがつまる感覚はなくなったのです。それで、その日は良く眠ることができました。
のどの痛みには、あたたかい（熱すぎてはだめだけど）はちみつの入った飲み物、湯気、保温。マスクをすることも、加湿、保温になります。
のどの痛みが続く、ということは、ストレスになりました。よし子さんは、コロナののどの痛みは、傷口をかかえているようなものだ、と思いました。このごろ、傷口って消毒しませんよね。傷がかわかないようにして、治るのを待ちます。