アンジュルム『悔しいわ』はネガティブをポジティブにする人間讃歌であり橋迫鈴讃歌である
いつからだろう。「悔しい」という感情を僕は日常生活で持たなくなった。特に「他人と比べて自分は……」という悔しさを感じなくなった。いや、捨てたと言ってもいい。「悔しい」と思うのにはとてもパワーがいる。とてもカロリーを消費する。そこには負の感情も渦巻くため、体力がないとマイナスに取り込まれて沈み込んでしまうのだ。
だから僕は他人と比べて自分を評価するのを止めた。
昔よく「他所は他所、家は家」と親に言われたが、最近それがよく分かる。あれは実は最上級の負け惜しみであり、そう思うこ