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ハロプロnote

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ハロプロ関係の考察やライブの感想だったりを書いてます。
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2022年9月の記事一覧

アンジュルム『悔しいわ』はネガティブをポジティブにする人間讃歌であり橋迫鈴讃歌である

いつからだろう。「悔しい」という感情を僕は日常生活で持たなくなった。特に「他人と比べて自分は……」という悔しさを感じなくなった。いや、捨てたと言ってもいい。「悔しい」と思うのにはとてもパワーがいる。とてもカロリーを消費する。そこには負の感情も渦巻くため、体力がないとマイナスに取り込まれて沈み込んでしまうのだ。 だから僕は他人と比べて自分を評価するのを止めた。 昔よく「他所は他所、家は家」と親に言われたが、最近それがよく分かる。あれは実は最上級の負け惜しみであり、そう思うこ

加賀楓さんのことモーニング娘。のこと

今年のロッキンで久しぶりにモーニング娘。のパフォーマンスを観た時に印象に残ったメンバーのひとりが加賀楓さんだった。昔は「加賀ちゃん」だったが、もう「加賀楓さん」だなというくらい凛とした佇まいが決まっていて、曲によってはセンターでソロダンスなんかして、完全に場を支配できるアイドルのオーラをまとっていた。 だから先日の突然の卒業発表にも、驚きはしたけど意外性はなかった。 ハロプロあるあるのひとつ「卒業を決めたメンバーはキラキラして見える」を完全に加賀楓さんは体現していた。

つばきファクトリー『弱さじゃないよ、恋は』と『君と綴るうたかた』

つばきファクトリーが6月にリリースしたシングル曲は、やはり『アドレナリン・ダメ』が一番人気だと思うのだが、個人的に好きなのは『弱さじゃないよ、恋は』だったりする。 そんな『弱さじゃないよ、恋は』の作詞は安定の山崎あおいさん。そして作曲はShusui/Josef Melin、編曲Josef Melinという去年のハロプロ楽曲大賞'21で堂々の2位を獲得した『涙のヒロイン降板劇』の作家陣だ。 山崎あおいさんの詩の世界観は他のグループに提供する歌詞でもそうだが、今どきの女子の不