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自由律俳句まとめ

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徒然に詠んでいる自由律俳句
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#散歩写真

座りたくなる椅子がある

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木枯らし舞い散る絹豆腐

5

アヴァンギャルドな家に棲む

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通り過ぎたおば様が金木犀を上書きしてく

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ラップ音の奏でるライムが美しかった

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無数のオーブが雪景色

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抜け殻だけで静かだ

お寺が好きだ。今日も散歩をしていて辿り着いたお寺に入ってみた。都心の雑踏の中から一歩足を踏み入れると、途端に結界に守られた異空間のような静けさに包まれる。そんなお寺が好きだ。 しんと静まる境内を歩いて紫陽花を眺める。前も書いたが、本当にアマガエルを見かけない。いや、カエルがまずいない。多摩川とか荒川まで行かないと見つからないのかな。 そう思いながら墓地の方まで行くと蝉の抜け殻があった。綺麗に脱皮した抜け殻を見ながら、ふと思う。今年、蝉の鳴き声を聞いた記憶がない。散歩中はイ

坂道を上り坂道を下る

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誰もいない歩道橋で振り返る

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