見出し画像

ギャルゲー風PVをAviUtlで作る②

こういう感じのギャルゲー風PVを素人なりに作ってみようという備忘録。

前回の記事はこちら。

今回は動画構成・イラスト編。


3.動画構成を考える

動画のストーリーラインというか、流れを考えておく。私は動画制作に全く慣れていないので、初めて作ったときはここを後回しにした結果、やりたいことが時間内に収まらずもう一度曲を探す旅に出るという大変面倒なことになった。なので先に考えておいた方が無難。
でもググっても構成って全然ノウハウが落ちてなくてよくわからんのだよね…(私の探し方が悪いのかもしれませんが)。普通のPVであれば一番センスが出てくるところかもしれない。

とはいえ、 「ギャルゲー風なので構成にはテンプレートがある」「ボーカル付きの音楽を利用するのでそれに合わせればよい」ため、今回はそんなにフリーダムなわけでもなく、比較的作りやすい。
以下は私なりの作り方なので、もっとよい作り方や講座があれば是非教えてください。

・基本の構成は「イントロ(掴み)」→「タイトル①」→「キャラ紹介」→「スチルラッシュ」→「タイトル②」
イントロ:興味をひかせる部分。そのゲームのキャッチフレーズを入れたり舞台背景を説明したりキャラ全員をちょっと出しする。ヒキの画像を大目に使い、あるなら背景の画像も挿入する。
タイトル①:興味を引いたところで満を持してゲームタイトルをドン。イントロの説明につながるモチーフでタイトルにつなげられると綺麗。
キャラ紹介:各キャラの名前や詳細説明をするパート。実際のMVを見ながらレイアウトを研究すると面白い。
スチルラッシュ:イベントスチルが目まぐるしく出てくる。MVの華。楽しい。
タイトル②:①よりあっさり目に、リマインド的な感じで見せる。最後にほわっと企業ロゴを出してフェードアウト。

・歌詞を書き出してつながりを確認する
きちんとした曲なら最初から「ここでひと固まり」「ここが繰り返し」というのが決まっているので、それに合わせて動画も構成する。

動画構成

私の場合はaviutl上に直接歌詞を書き込んで、「ここまでイントロ」「ここでキャラ紹介3人分繰り返し」等ざっくりした構成を考えている。
きちんとした人はここで動画構成ラフ(漫画でいうところのネーム)を作ると思うのだが、まぁなんちゃって動画なので、詳細な構成は素材ができてから考えることにする。

4.イラストを描く・素材を作る

公式イラストとかを流用するのであれば、この過程はある程度妥協が必要。
実際に自分で絵を描いて準備するなら、以下のようなものがあるとそれっぽくなる。一番大変で楽しいところ。
また、キャラクターの絵は表情差分を作れるようにレイヤー分けしておく。立ち絵は髪揺らし・簡単なポーズ変更もできると後で便利。まばたき差分は絶対に作った方がいい。簡単で楽しいので。作り方は③の方で詳述する。

立ち絵:全身が映ったイラスト。顔アップでも動画に使うので、それに耐えるくらいのサイズで作る。

立ち絵サンプル'

いつも足先まで用意しておくのだが、今回は結局腰くらいまでしか使わなかった…。画像サイズも大きいうえパーツも多くて、動画がめちゃくちゃ重くなる要因の一つ。

スチル絵:「イベントスチル」っぽいイラスト。背景とキャラクターはレイヤー分けしておく(キャラだけ切り抜いて使ったりするので)。
1キャラにつき最低2スチルは欲しい。いっぱいあった方がもちろんうれしいが、2分以内のPVでは5秒くらいしか映らないので、作成者の頑張り次第。

集合絵01'

この画像だったら、背景・杏ちゃん・智絵里ちゃん・かな子ちゃん・(手前の桜吹雪)の画像に分解して保存する。手前のキャラで隠れてしまう部分もきちんと書き込んでおく。こんな感じ(グリーンバックなのはあとでクロマキーで切り抜くため)↓

動画構成04

また、動画で見せたい部分より大きめに描いておくと、カメラを横に振ったり縦に振ったりと、カメラワークに幅が出せる。1280*720の動画を作るのに、今回は3000*2000くらいのサイズでスチルを作った。

ミニキャラ絵:これがあるとすごいギャルゲーPVっぽくなる気がする。立ち絵・スチルに比べれば労力は断然小さいので差分も作りやすい。

ミニキャラ'

今回は各キャラ2パターン作った。楽しい。私服絵でスチルも描くつもりだったのだけど、えっちな絵を考えていたら忘れてました。反省。

ロゴマーク:ゲームタイトルのロゴとソフト会社のロゴ二つあるとめっちゃそれっぽい。実際のロゴを見ながら研究する。センスがないと辛い(辛かった)。

タイトルロゴ

ロゴもあとで動かすので文字や装飾をレイヤー分けしておく。本当は「き」「ゃ」…と一文字単位で分解した方がアニメーションの幅も広がるのだが面倒なのでやらなかった。

動画構成05

ロゴを作るついでに、コンセプトに合わせたテーマカラーも決めておく。
動画制作の時にもテーマカラーはめちゃくちゃ重要になる。ギャルゲー風MVなので、可愛くて彩度の高いパレットがよい。また、似た色相でまとまったものよりは広い色相の組み合わせの方が、動画にメリハリが出る。「カラーパレット 決め方」とかでググればいい感じのサイトが紹介されているのでそれを見ればいい。私は以下のサイトを使って、5色くらいのテーマカラーを決めた。


次回はやっと動画制作編。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?