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ざっくり9か月と星屑と

ざっくり9か月と…え?9?
8か月じゃなかったっけ?いや10か月な気も…?

ながれる日々の時間のスピード感についていけず、もはやわが子が何か月かも一瞬あやふやになります。

ほやほやの赤ちゃんも、もう9か月。
ふとした時に見せる表情はもう幼児。考えてる姿にはおっさん味すらただよわせる時もあります。
この9か月という時期、社会性、言語性において劇的に行動が進化するため「9か月革命」などとよばれるそうな。
なるほどたしかに納得。
ここにきておどろくべき、大変な進歩がありました。



私に。


あの怒涛の尿漏れがおさまりました。


出産のダメージで崩壊した骨盤底筋群は尿のコントロールを失い、制御のきかないわが下半身に泣かされつづけること数ヶ月。



尿漏れパッドを相棒と呼び、50㏄120㏄190㏄でデッキを組んでは使い分け、メーカーにもすっかり詳しくなりました。
後期に至っては(もはやこのまま老後までノンストップで漏れ続けるのでは?)という不安からエムセラというお下の筋肉を鍛え上げるマシーンの外来(ワンプレイ10000円だドン)に通うほどのものでした。
結局私には全然効果なかったんですが、60000円が虚無への供物となったのですが、それとは別に、ふと年明けあたりからあの滂沱のしたたりが落ち着いたのです。

思いあたるフシといえばあれでしょうか。
年末年始、家のフローリングが寒すぎて常につま先立ちで歩いていたことでしょうか。
おや妙にふくらはぎと下腹部に強さが出てきたなと思った矢先に感じた変化でしたのできっとあれがよかったんだと思います。
産後のみなさま、つま先立ちぜひお試しください。
あと尿漏れパッドのメーカーさん、お仕事ください。


さて母の尿漏れより赤子の話ですね。

さすが革命というだけあって、この9か月、日々の進化がとまりません。

もう毎日つかまり立ちをし、お部屋の中を探検しています。
水の入ったコップをひっくり返し、シールというシールをはがし、おもちゃを叩きつけ物理の法則を日々研究中です。


数か月前には、「へー!こうすればここが動くのか」などと自分の体の操り方を熱心に研究していた人間ビギナーは、今やこの世界の理をふむふむと手探っています。

熱心なのは良いのですが、このあたらしい人、寝起きにだらだらとか食後にちょっとまったり、という緩急の概念がないのが困ったものです。

あるのはオン(パワーモード)かオフのみ。

起床と同時にフル回転で動きまわり、ギャーと泣いて寝て、覚醒とともに暴れ回ります。
こちらはそのエネルギーに圧倒されて疲れる疲れる。
魚のように寝そべって動けなかった時代がなつかしいぜ…

知能的な発達もめざましです。
とんとんやって?とお願いすると机をたたいてくれたり、追いかけっこに誘ってきたりと交流にも双方向性がでてきました。


「どうぞ」とだされたおもちゃを受け取り、「ちょうだい」というと
そっと手渡してくれるなんてことも。

これは犬くんにもできなかったことなので、はやくも犬くんピンチですね。
犬くん、ボールをちょーだいすると、わざとエヘエヘ笑いながら靴の中に隠しに行ったなぁ~あいつかわいかったなぁ。

よく笑って元気いっぱいのお調子者。
そもそも赤子という生き物自体が犬に似ているのかと思っていたのですが、どうやらほんとうにちょっと似ているのかもしれません。
さつまいもを食べたらお耳が聞こえなくなっちゃうところなんかもね、母ちゃん色んなこと思い出しながら、おかげでとっても楽しいよ。

生まれ変わりとかはよくわかりませんけど、犬くんのちっちゃな星屑みたいなのはきっと、彼の中に入ってるんだろうなと思うのです。



 

あ、顔は猫さまにそっくりです。

眉間のシワがすっごい。
成長とともにとれるかなーと思ってたんですけど、むしろ強さを増してきました。眼光もするどいです。



まだ生まれて間もない頃、
とりあえず「生きる!」というプログラムだけを走らせていた頃の彼の眼にはずっと、絶え間なく、私が映っていました。
それが今や広がる世界が映っています。

熱心に探究を続ける彼を見ていると、わたしがこの世界のこと「教える」というのはなんだかちがうような気がしてきます。
あるがままに体験できるようにお手伝いをして、この世界を紹介をしていければいいな、なんて思っています。ようこそ若輩者ですが、つってね。

さてさてそんな9か月、ほぼ毎日描きました育児日記!ぱちぱちぱち。
ほそぼそ更新続けられています。
https://www.instagram.com/hidekiccan/

みなさんのコメントが本当に楽しいです。ありがとうございます。

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