すきなもの
映画も小説も、しあわせな結末だけじゃなくかなしい結末も好きだ。
かなしい結末を見た時に、心にそうっと流れるかなしい気持ちの小川を感じるのが好きだから。
かなしい結末の中にある、それでも生きていくしかない人の在り方が生きることを肯定してくれてるような気持ちになるから。
誰かが死んでしまうかなしい結末は、ちょっと複雑な気持ちになるけれどやっぱり好きだ。あんまりにもかなしくて、もし本当の人生もどう頑張ったってかなしいなら、そのかなしさの中でも優しく生きようと思えるから。
たぶん、しあわせなこともかなしいことも大切な物語で、ひとが生きることもきっとそうなんだなって思いたいから、かなしい結末も好きなんだと思う。
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