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月夜に籾摺り

こう書くとなんか田舎的なロマンチックな感じもしますが、現実とは言えば、機械うるさいホコリで喉痛い米袋重たいの三重苦であります。籾摺り。
以前は近所の人に頼んで収穫してもらった時もありましたが、そこそこお金もかかるし、自分でやれないわけでもないのでここ数年は三重苦の時期を過ごしてます。
今年はとにかくヒエまみれで、かなり倒れてたので、藁とか草の種とかが多い。クズ米の中のヒエ割合、かなりの衝撃です。


年の最初の籾摺り(といってもうちは2回しかしないけど)で毎回あるのが、まず何をどうしてどこいじるのか、設定とか配置とか必要な道具だったりとかを覚えていないこと。
このフタが開いてるここ詰まってるここやり方がおかしいなどやってるうちにあちこちから鬼のように米が噴出、収穫したばかりの米がざばーっと…
ちりとりどこだ、袋はとドタバタしてる間になんとなく調整とかも思い出し、そのうち問題もなく進むようになり、あとは黙々と作業をこなすだけとなります。
ちなみに、今日は1時間あたり12袋のペースでできたので、5分に30kg玄米が1袋できたことになりますね。合計33袋でした、半端も合わせてほぼ1000kg、トンの米。作業時間3時間。時給1000円とすると、労賃3000円で1000kg、つまり籾摺りコストはkg3円。レジ袋並みの安さです。だからなんだって話ですが。
あ、コンバイン1杯で11袋取れたので330kg玄米ですね、最近は米の消費量も減り、国民一人当たり年間44kgとかいう数字もあるので、コンバイン1杯で7.5人分のお米一年分という計算になります。


まあどうでもよい話でした。そんなこんなで水曜には残りの稲刈りの予定です。
ちなみに表紙の写真は籾殻を軽トラに自動で積み込んでくれるメッシュのコンテナです。このまま畑に行って降ろすだけ。結構便利です。