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なぜ「肖像写真」か?

私はtwitterとinstagramのプロフィール欄に「肖像写真」と書いています。なぜ「ポートレート」と言わず「肖像写真」か。それは奇をてらいたいのではなく、一応の理由があります。

昨今ポートレートという言葉が一般に普及し、「街や自然の中でナチュラルな姿を撮ってもらった写真」を「ポートレート」と思っている方もいるように思います。しかしポートレートの本来の意味は「人物を写した写真」ということでしかありません。

私は、写真ありきで人物をあてがうのではなく、あくまでその人自身の姿を映し出すために何をすべきか?を考えたいと思っています。それを達成するために、街中もあるでしょうし、白ホリもあるでしょうし、そのあり様はさまざまです。そこが、商業写真や作品撮りなどとの違いだと考えています。

「写真」のための「モデル」ではなく、あくまで「その人」を映し出すための「手法」として写真の力を借りること。そういった意味を込めて、あえて「肖像写真」と掲げています。

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