見出し画像

ウィスキー日記 1

 お酒の感想をHIDEOUT CLUBのアプリで管理していたが
件数も100件を超えた頃、
アカウント名【ポテヲ】になぜかログインできなくなった。
とても名残惜しくゲストアカウントでログインして少しずつnoteにコピーして書き写すことに決めた。


※お断り
味や風味の感想はおまけ程度です。
一般的な総評ではなくその日の気持ちや出来事をその時期頂いたお酒に託けて綴ったものが中心です。

大好きなバーボンやシングルモルトを紹介することもやぶさかではございませんが、捻くれ者の私が自己紹介も兼ねてご紹介する最初のお酒はブレンデッドモルトになります。

1回目から、コピペも侘しいので書き下ろしてスタートします。

自己紹介とブルーハンガー30年

もともと私は、下戸でいっさいアルコールを受け付けない体質でした。
お叱り覚悟で恥部を晒しますが、
中学高校と多感な次期に地元の祭りの寄合でイキってビールなど鳥のように啄むも、決まって頭が痛くなりその日食べたものを胃液も含めて全てリバースしてしまう…

元来そんな男です。

しかしながらお酒を嗜む男は、ドラマや書物でカッコよく私の理想でもありました。
バブルの頃のドラマによくあった酒で酔わせて女性をベッドに押し倒す…
こんなことに憧れを抱いたことを白状します。

ところが現実は、甘くなくベッドに押し倒すどころか薄い何かの水割りをコップ一杯飲めば動けなくなり、自分が布団に倒れ介抱される弱者の側でした。

送り狼ならぬ要介護者です。

ニヒルやタフといった渋い男に憧れた当時痩せ型の自分は、BARという空間にも強い憧れがありました。

しかし幾度となく遠慮もなく苛烈な現実は、私からお酒を遠ざけます。

顔もおぼこかった私は、二十歳になってもパチンコ店で免許証の提示を求められる、そんな男がBARの扉を開ける資格があるでしょうか。

とは言え酒は飲めぬが、味は美味しいと感じる舌を持っていたことが幸いし、お酒の好奇心は消えることなく心の隅で燻っていました。

若かりしある日、金もないのでお世辞にもガラがよろしくない大阪島之内の図書館で朝から涼んでいましたところ
一つの書籍が目にとまります。

挿絵がメインの古谷三敏さんのお酒のハウツー本でした。

影響を受けた人は、きっと数知れない日本のお酒文化のバイブル
レモンハートはコンビニのムック本や古本屋で買い求めました。

かっこいいなぁ
メガネさん

漫画の登場人物、BARレモンハートの常連客の佇まいに私は、甚く感心した覚えがあります。

生来、典型的なカッコから入る中身の伴わない私は、メガネさんの本質ではなくスタイルだけに憧れを抱きます。

謎めいた風貌を演出する
トレンチコートに夜でもサングラス
片手にはスポーツ新聞

流石に同じ真似はできないと、
違うところからアイコニックなアイテムを取り入れた苦い記憶から
ブルーハンガーへと話は繋がります。

続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?