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CBT攻略 ギリギリ合格から9割以上(96%)まで



まず自己紹介

はじめまして ぽてと といいます。
自分はCBTという試験を2020年度に受けて得点率96.37%、IRT795という成績を取ることができました。
IRTは偏差値の10倍くらいが目安なようなので、偏差値でいうと79ほどでしょうか。
もちろんこの成績が満足だとか、イキリたいということは毛頭なく、今後CBTを受ける後輩の皆さんの役に立ち、満足する成績をとれるようにnoteを書かせていただきます。

自分のnoteの対象は『CBTを受ける方々全員』です。
コスパよくぎりぎりで受かりたい方、高得点を取ってマッチングに使いたい方、どういった方にも満足いただけるよう、自分と一緒に勉強しているIRT400の友人から自分と同じように750を超えた人まで、あらゆる層の勉強方法を教えてもらいました。
またCBT前は一緒に勉強することでどの時期にどれくらいのレベルまで持っていっていたか、どういった勉強がコスパが良いのかを話し合っていました。(周りにいるとすごく嫌な集団ですね笑)

そのため高得点者にありがちな『高得点を取る方法』だけでなく『最短ルートで合格までもっていく方法』も書いていきます。(実際、95%以上取るにはコスパの良い勉強をしなければならず、面白いことに最短ルートでぎりぎりで受かる方法と高得点を取る方法は根本は似ていると考えることもできます)

こんな点数取っておいてギリギリで受かる方法なんて考えたことないだろうと思う読者の方もいるとは思います。しかし、CBTについて数か月間考え続け、さらにそこそこやりつくし、さらに周りの人たちの情報をすべてまとめた今だからこそいえる、どうするのがもっともコスパがよかったか、どう戦うのが最善だったか、といったことをお伝えできたらあらゆる層の方の役に立てると思います。

さらに自分自身、普段の学校のテストは直前の過去問のつめこみで何とかしてきた人間で、USMLEの勉強をやっていたとかそういった前知識があるわけではないのでご安心ください(笑)

またCBTで点を取るという以上、ある程度泥臭い勉強法(いわゆる過去問の丸暗記)と似た勉強をせざるを得ない場合がありますのでご容赦ください

2021/3/11 追記
思った以上に多くの皆さんに買っていただいてびっくりしています。ありがとうございます。
購入者が10人増えるごとに値上げを考えていますので、CBTがまだまだ先の方も是非早めにご覧になってください。(CBTについて詳しく知っておくのも早い方がいいと思われますので!)
また購入してくださった方は質問等あればいつでもコメントの方でお答えしますので、ご連絡ください!

CBTとは

まずはCBTという試験について簡単に説明したいと思います。     
CBTはComputer Based Testingの頭文字をとったもので、文字通りコンピューター上で受ける試験になります。

他にCBT方式をとっている試験には漢検、英検などがあるようですが、基本的にこのコンピューターを使う試験を受けるのは初めての人がほとんどかと思います。

そのため、紙で受ける試験と違う部分も多く、それに対しても対策を練ることが大切になってきます。(特に私は画面を見続けると頭が痛くなりやすい体質だったので、試験本番はそこにも気を使いました。)

まあそういったところは後で話すとして、もうひとつ、CBTほかの試験と異なる点、IRT(Item Response Theory,項目応答理論) について説明します。

たとえば100点満点の大学の試験があったとしましょう。そこにはすごく難しい問題が10点分の配点、普通の問題が30点分の配点、簡単な問題(いわゆる”過去問”)が60点分の配点の試験です。
ここで2つのケースを考えます。

Aさん
合格のために”過去問”の部分のみ勉強します。
そうすれば60点は間違くなく取れ、残りを勘で書いても68点は取れ、無事合格できます。

Bさん
残り40点分を取るためレジメを使って勉強します。レジメを読み込むとなると授業によりますが4日はかかるでしょう。結果普通の問題は全部正解できたが残りの勘は外れて90点だったとします。

両者の差は22点です。が、この22点を取るのとAさんが取った68点を取るのはどちらが難しいでしょうか。答えは前者ですね。
問題によって正解するのに必要な努力が違いますが、得点は1点で変わることはありません。(いわゆるコスパが違いますね)

もしここで、正答率だけで評価してしまったら、Bさんの努力は正当に評価されないということはおわかりでしょうか?

これを解消するシステムがIRTです。
IRTではIRT標準スコアというものが出されますが、これは問題の難易度を考慮して各々の問題にスコアをつけたものとイメージしてください。

さっきの例ではAさんの正解した”過去問”は1問当たりのIRTスコアが低く、正解してもスコアは伸びないが、Bさんの正解した普通の問題は”過去問”より1問あたりのIRTスコアは高く設定されている、ということです。
よってこの例では実際の得点率以上にIRTスコアは差がつくということになります。
もちろん逆もあって得点率では勝っているのにIRTスコアでは負けたということもあります。(実際自分の学年でもありました)

実際はほとんどの場合で得点率とIRTスコアは一致してますので気にしなくても大丈夫でしょう。
ただ勉強するうえでIRTスコアの原理を知っているのとそうでないのでは勉強方針が大きく変わってきます。(これもまた後で説明します)

次にCBTの問題について説明します。
問題は全部で6ブロックに分かれており、すべて1時間の制限時間で合計6時間かけて試験を行います。
1-4ブロックは60問、5,6ブロックは40問の合計320問を解くことになるのですが、問題は人それぞれ違います
え、じゃあどうやって評価するんや!ということになると思うのですが、この320問は240問の採点問題と80問の新問に分けられているということから理解するのがよいかと思います。

まず新問ですが、これはその年に新しくできた問題です。
正答率や難易度などを評価し、良問と判断されたものだけを次年度の採点問題にします。つまり新問は採点されません、これは当日のメンタルを保つうえで大変重要なことですので覚えておくといいと思います。

採点問題は過去に新問として出題されたデータをもとに良問と判断され、前に述べたような理論でIRTスコアを算出された問題です。私たちが勝負すべきはこの240問です。ここに焦点を当てて勉強していくのですが、この問題は何年も使いまわされているので、MM社の出しているQBやTECOM社の出しているこあかりなどの再現問題で勉強するのが最短ルートとなります。(これ以降の勉強方法はまた後で解説します)

分野別の範囲について簡単に説明します。
 
A 基本事項(倫理的な内容)             出題割合 約4.2%
B 医学一般(基礎医学)               出題割合 約20.8%
C 人体の各器官の正常、病態(血液、神経、皮膚、循環器…) 
                         出題割合 約37.5%
D 全身に及ぶ生理と病態(感染症、腫瘍、免疫…)
                         出題割合 約20.8%
E 診療の基本(症候・病態からのアプローチ、基本的診療知識、基本的診療技能)                       出題割合 約8.3%
F 医学・医療と社会(公衆衛生)            出題割合 約8.3%

様々な説がありますが、これが一番信頼できそうでした。
MM社のQBは
vol1がAとBとF(合計33.3%)
vol2とvol3でCとDとE(2冊で合計66.6%)

ここである程度CBTについて調べた方なら疑問に思うことがあるのではないでしょうか。
そうですね、すべてのvolから均等に出題しているのです。
ではvol1も2も3もコスパは同じか?と言われるとそうではありません。
CBTでは、5肢択一のほかに多選択肢型と順次解答型(いわゆる4連問)があり、これらはほぼvol2,3の知識で戦うことになります。
つまりは出題割合には諸説あるが結局はvol2, 3から解いていくのが一番効率が良いということになります。

大体のイメージですが
IRT400が60%の得点率
IRT650が90%の得点率
という感じでした。
よってコスパのよい勉強を目指すのであれば60%を目指すことになります。
(もちろんイメージなので多少外れると思ってください)

前知識はこんなもので大丈夫でしょうか?
それでは実際にどのように勉強していくかを説明していきます!
まずは私の勉強方法、そして映像、参考書などの教材について、具体的な勉強方法、勉強のコツについてを順に追っていきましょう!

いつからどんな勉強をしたのか

使ったもの
medu4、QB2017、QB2018、QB2019、QB2021、こあかりシリーズ

自分の勉強を時系列に並べていきました。
自分なりの勉強のコツも書いていくのでギリギリで受かりたい方も軽く読んでみてください。

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