ディオスクロイ・カストロと新宿のアヴェンジャーの狼こと狼王ロボの話
気高き神の座からヒトの手によって愚かな人間に堕とされたディオスクロイ・カストロと、誇り高き狼から殺戮の獣へと堕とされた新宿のアヴェンジャーことヘシアン・ロボ。(情報が公開されたときに真名看破が無理ゲーだった方々)
両者とも一見似てないかもしれませんが、その背後には【愛する者】の存在があります。
カストロには妹のポルクスが、ロボには妻のブランカの存在です。
カストロ曰く『自分を堕としたことも許せないが妹を半神にしたことも許せない』と語っています。
まだ半神だからマシなものの、彼女を神の座から突き落としたのは間違いなく人間の存在です。ですからカストロの怒りの中には、間違いなく妹のことも入っているでしょう。
ロボは色々やらかしていたロボを捕まえたいがために、妻のブランカを殺してそれを囮にしたと言われています。
狼は一生同じつがいと共に生きていくと言われているので、一生の相手でもあるブランカを殺されたロボの怒りは計り知れません。
このようにカストロとロボは【復讐】のど真ん中を歩き、人間という存在を憎んでいます。しかしカストロの傍には妹であるポルクスがいますが、ロボには妻のブランカは傍にいません。
これが二人の最大の違いでもあり、カストロがアヴェンジャーにならない理由だと思っています。
愛する者を自分を捕まえるという事だけで殺されてしまい、更には子孫すらも絶滅寸前だという孤独の王ロボ。しかしその復讐心は、結局のところ半分は人間によって『妻まで殺され、あんなに悲しい最期のロボには人間に復讐したいに決まっている』と想像してそれが昇華された可能性が高いです。
というかアヴェンジャー自体が人間の『こうあってほしい』という願いが強く昇華されて作られた結果、他のクラスとは違って願った者、或いは堕とした者に復讐心が芽生えてきたのだと考えます。
他のアヴェンジャーも基本的に人間を憎んでいますが、空の境界コラボで両儀式が『憎しみから生まれたものが愛を語り、愛から生まれたものが憎しみを語る(※pixiv引用)』の言葉通り、彼らは人間がそれなりに好きなのです。
では何故ロボだけがこんなに在り方が違うのか。それは誇り高き狼であるにも関わらず、人間によって本来は無い感情を植え付けられたことに関しても【ロボの復讐心】の中に入っているのではないかと思います。それも全て【人間に対する憎悪】なのではないのかと思います。獣の在り方と人間の願いの差異が生んだもの・・・かもしれないですね。
ここで話をカストロに変えます。
カストロはポルクスがいるからこそ、それなりに正常を保てます。アルゴノーツとして旅が出来たのも、妹の存在が大きかったでしょう。
しかし彼にもし、ロボのように隣に愛するポルクスがいなかったらどうなるか。
人間が好きなポルクスという存在は、カストロに対する安全装置(ストッパー)。他のアヴェンジャーとは違い、行き場のない復讐心をさらけ出し、癒してくれる存在なのです。
だからこそ妹がいなければ、その憎悪を癒すこともなく憎悪を燃やすアヴェンジャーになっていると思います。
或いは・・・どこかの異聞帯のように、兄の言う事を200%信じて同情してしまった場合も霊基はアヴェンジャーに傾くのかもしれません。
まとめ
以上の事から、カストロとロボは似ている存在であるが、現在の境遇が正反対の鯖だと私は(勝手に)妄想します。
ロボとはカストロにとって、ポルクスのいない自分の成れの果て。
カストロとはロボにとって、今の自分には無いものを持つ存在。
‥‥なーんてトークが欲しいです。
多分ディオスクロイはネタ枠として、何時かギャグイベに駆り出されると思います。マイルームのボイスの時点で回避は不可能。
ですがヘシアン・ロボはギャグイベには殆ど出てこないシリアス鯖です。既にギャグの道を歩く定めのカストロとの共演は難しいでしょう。
(アルゴノーツのシナリオライターと新宿、ロボの設定を担当した方は同じなのでワンチャン・・・ディオスクロイはどーだろな)
なのでもしも共演が叶うのなら、ロボと全く通じないトークをするカストロ(ロボは人間に崇められた存在の神霊も無理)。
そんな二人をほのぼのと見るヘシアンとポルクスを見たいです(願望)
長々と失礼しました。ただのやべー私が一時間で考えた妄想の副産物なのであしからずあしからず。
最後まで読んでくださりありがとうございました。